【読書】坂木司『動物園の鳥』

坂木司 ひきこもり探偵シリーズ ├ 坂木司

坂木司にはひきこもりの友人・鳥井真一がいる。
年上の友人・木村栄三郎の幼馴染み・高田安次朗は、動物園でボランティアをしているのだが、野良猫の虐待事件が頻発しているという。
頑張って動物園まで出かけた鳥井が掴んだ真実は、鳥井がひきこもりになった原因に関係していた…
シリーズ完結作!

坂木司さんの『動物園の鳥』を読みました。

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あらすじ

外資系の保険会社に勤める坂木司には、ひきこもりの友人・鳥井真一がいる。
2人の年上の友人・木村栄三郎が、幼馴染みの高田安次朗を連れて鳥井の家にやってきたのだが、安治朗がボランティアをしている動物園で、野良猫の虐待事件が頻発しているという。
鳥井が突き止めた真実は、自らがひきこもりになった原因につながっていた。

感想

「ひきこもり探偵シリーズ」の第3弾にして初の長編。そして、完結編です。

好きなシリーズだったので、続きが出る可能性はあるんじゃないかなと思いながら読んでいたのですが、最後はシリーズを締めくくる展開に…
一応含みを持たせた終わり方でしたが、次作はなさそうかなぁ。残念。

完結編らしく、鳥井がなぜひきこもりになったのか。
坂木がなぜこれほどまでに鳥井の世話を焼くのかといった話にも言及されています。
物語の設定として、特に深く考えていなかったのですが、言われてみるとなるほどなと。
終盤に、様々な人と人の関係を持ち出しながら説明したのはうまかったですね。

野良猫の虐待事件の犯人については、ちょっと短絡的かなぁとも思いましたが、そこがメインではないので、さらっと流しておきましょう。
今回の話は、ケージの中に入れられた鳥たちが、大空に飛び立つ部分がメインになっています。

好きなシリーズだったので、これで完結というのは本当に残念。
シリーズと言っても、『青空の卵』『仔羊の巣』と合わせて3冊しかないので、機会がありましたらぜひ。

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