坂木司にはひきこもりの友人・鳥井真一がいる。
勤め先も鳥井の様子を見に行ったり、外に連れ出したりしやすい外資系の保険会社を選択した。
その会社の同期・佐久間恭子の様子がおかしいと、もう1人の同期・吉成哲夫から相談される。
いつもなら、鳥井の知恵を借りるところだが、あいにく鳥井は風邪をひいていて…
坂木司さんの『仔羊の巣』を読みました。
あらすじ
野生のチェシャ・キャット
外資系の保険会社に勤める坂木司は、同期の吉成哲夫から、もう1人の同期・佐久間恭子の様子がおかしいと相談される。
いつもであれば、ひきこもりの友人・鳥井真一の知恵を借りるところだが、あいにく風邪をひいている。
そこで、吉成と2人で恭子の様子を伺うことにするが…
感想
「ひきこもり探偵シリーズ」の第2弾で、3作の短編から成る連作短編集になっています。
おじさんから見ると、坂木(登場人物の方)はまだまだ若いなぁと思ってしまいました。
私にも経験があることだけど、今ならわかると言えば良いのかな。
でも、若さって良いよなぁとも思えてしまいます。
坂木と鳥井の周りには、また新たな人間関係が築かれて、友人、知人が増えていくことになります。
鳥井も坂木と一緒であれば、ずいぶん外出できるようになって、”脱ひきこもり”も夢ではないのでは?と思えたり。
ほっこりと暖かい気持ちになれて、それでいて鳥井の鋭い推理が見られるこのシリーズはお気に入り。
もう1冊出ているようなので、そちらも手に取ってみたいと思います。
収録作品
『野生のチェシャ・キャット』のほか、『銀河鉄道を待ちながら』、『カキの中のサンタクロース』が収められています。
銀河鉄道を待ちながら
鳥井が名探偵だと訊いた地下鉄の駅員から、夕方にホームの最前部で列車が来るのを見ている男子生徒の目的を突き止めて欲しいと依頼される。
カキの中のサンタクロース
なぜか女子高生の視線が気になる坂木。
気のせいではなく、物をぶつけられたり、あざ笑われたりするのだが、彼女たちの目的は何なのか?




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