エラーを起こした3体の探偵ロボットが、研究所を脱走してしまいました!
坂巻正行の祖父・茂之が開発した4体の探偵ロボット。
そのうちの3体に不可欠なアップデートをおこなう前に茂之が逝去した。
無事にアップデートが終了していたマキナこと「CIMN4」は、正行とともに研究所から逃げ出した3体の探偵ロボットの行方を追う。
森川智喜さんの『半導体探偵マキナの未定義な冒険』を読みました。
あらすじ
その道では有名人である坂巻茂之博士は、生前4体のAIを搭載した探偵ロボットを作成していた。
しかし、重要なアップデートを行う前に逝去。不完全にアップデートが行われた3体の探偵ロボットが研究所を脱出してしまう。
アップデートが完全に終了していた4体目の探偵ロボット・マキナは、茂之の孫・正行とともに逃げ出した探偵ロボットの行方を追う。
感想
どこかで読んだことがあるような…と、既視感に襲われながら読んでいました。
似たような話を読んだことがある気がするのですが、どの作品だったかなぁ。
よく拝見しているブログで紹介されているのを見てこの作品を知ったのですが、AIを搭載した探偵ロボットが研究所から脱走という概要を見て、これは読むっきゃないと(データ工学が専門なんです)。
私が学生だった頃は、まだコンピュータの記憶装置の容量が小さくて、人間の頭には敵わないと言われていましたが、現在では記憶装置の容量が桁外れに大きくなり、そのデータを使いこなすプロセッサが出てきたことで、すでに人間と同等か、人間を超えているのではないかと思います。
それは、生成AIを使ってみると実感できるかと。
そんな、人間よりも処理能力が高いロボットが世に放たれたとしたら大変。
しかも、見た目は人間と変わりないというのですからたちが悪いです。
ちなみに、この作品が刊行されたのは2014年。
当時としては、近未来を書いた作品だったのでしょうが、少なくとも知能の部分については、これだけ早く実現されるとは思ってもみなかったのではないでしょうか。
これだけのロボットを人間と同じ体重で作ることは、現代でも難しいでしょうが、そんな世界もあっという間にやって来るのではないかと思いながら読ませていただきました。




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