【新刊】[文庫化]秋吉理香子『終活中毒』

秋吉理香子 ├ 秋吉理香子

6/6、実業之日本社文庫より、秋吉理香子さんの『終活中毒』が、文庫化されて発売されます。

余命宣告をされた裕福な女性を探し、遺産目的で結婚する男…
仲違いしてしまった国民的作家の遺品分与でワープロを受け取った休筆中の作家…
余命宣告をされ、最後のチャンスを掴むために日本一を目指すピン芸人…
人の数だけ終活の形がある。

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概要

最高の最期(エンディング)のはずが、まさかのどんでん返し!?
残された人生の時間、あなたはどう生きる?
遺言、片付け、夢への挑戦…人生でやり残したことは?

余命わずかの時間をSDGs活動につぎ込む資産家の妻。一日も早く死んでほしいと願う若い夫だが、思いもよらぬ誤算が…(「SDGsな終活」)。妻の三回忌が近づいたある日、家を出て疎遠になっていた息子が突然帰ってきた…(「最後の終活」)。ゾッとする終活、理想的な終活、人生を賭けた終活…4人の〈終活〉に待ち受ける衝撃&感涙のサプライズの四編。

(収録作)
「SDGsな終活」
「最後の終活」
「小説家の終活」
「お笑いの死神」

そもそも人生では、予想外の出来事にいろいろ遭うのが普通なのだ。どの物語もアイデアが卓抜で、アクロバティックなひねりが効いている。主人公にも読者にも予測がつかない状態で展開し、着地がどうなるのか知りたくて、引き込まれる。
――青木千恵(書評家・解説より)

ひとこと

単行本で読みましたが、なかなか良い作品でした。

特に、最後に収録されている『お笑いの死神』は、これだけを目当てに読んでも良いくらいの話でした。

人の数だけ終活の形があるのですが、自分の死を前提におこなうことなので、私の年齢では、よっぽど何かきっかけがない限り、進められそうにないなぁって思ってしまいます。

コメント

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