死神、九十九神、福の神…
八百万の神に守られている日本で、人間と神様のちょっと不思議な出会いを描いた短編集。
あなたが困っているとき、神様がそっと手を差し伸べてくれているかも知れません。
小路幸也さんの『すべての神様の十月(二)』を読みました。
あらすじ
妻が早産の危険があるため入院したため、実家の父が通いの家政婦を雇ってくれた。
無事男の子が生まれたので、実家に礼を言いに行くと、家政婦など雇っていないという。
現代を生きる神様とふれあった人間たちの10の物語。
感想
『すべての神様の十月』の第2弾です。
神様とふれあえるという、非現実的な内容にも関わらず、それをすんなりと受け入れさせてくれて、ほんわかとした気分にさせてくれるところが、小路幸也さんらしいなと思いました。
神様とふれあえる(見える)のは、努力をしている人たちなんですよね。
やっぱり、そういった人を見ると、神様も背中を押してあげたくなるのでしょうか。
なんだか、幸せをおすそ分けしてもらった気分になりました。
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