『連続殺人鬼カエル男』、『連続殺人鬼カエル男ふたたび』の続編にして完結編がついに登場!
猟奇殺人で2度も世間を震撼させた”カエル男”が精神疾患を理由に無罪となった。医療刑務所を脱走した”カエル男”が三度動き出した。”カエル男”の次なる目的とは?
11/8、宝島社より、中山七里さんの『連続殺人鬼カエル男 完結編』が刊行されました。
概要
「心神喪失者の行為は罰しない」
刑法第39条vs連続殺人鬼
救うべきは誰か。凄惨な殺害方法と、稚拙な犯行声明文で世間を震撼させた「カエル男連続猟奇連続殺人事件」。事件のキーマンである有働さゆりは医療刑務所から脱走し、行方知れずのままだった--。
その頃、精神疾患を抱える殺人犯を無罪にした人権派弁護士が何者かに殺害される事件が発生。遺体のそばには、あの稚拙な犯行声明文が残されていた。捜査一課の渡瀬と古手川はカエル男の犯行を視野に入れて捜査を進めるも人権派弁護士の殺害は続く。これまでと異なる動きを見せるカエル男に翻弄される渡瀬は、ある人物からひとつの提案を受け……。

【読書】中山七里『連続殺人鬼カエル男』
分譲マンションの13階の外壁に取り付けられたフックに、全裸の女性の死体が吊されるという事件が発生する。
女性の死体はブルーシートで包まれていたために発見が遅れたが、シートの端には、「きょうかえるをつかまえたよ……みのむしのかっこうにしてみよう。くちからはりをつけてたかいたかいところにつるしてみよう。」と書いた紙片が貼り付けられていた。
4日後、廃車工場でスクラップにした自動車のトランクの中から、男性の死体が見つかり、前回同様のメモが残されていた。
マスコミは〈カエル男〉と名付け、大々的に報道を開始する。

【読書】中山七里『連続殺人鬼カエル男ふたたび』
世間を恐怖のどん底に陥れた〈カエル男連続猟奇殺人事件〉から10ヶ月、〈カエル男〉を名乗っていた当真勝雄が再び動き出した。
標的になったのは精神科医の御前崎教授。
カエルの中に爆竹を入れて破裂させたように、御前崎教授をバラバラに爆破してしまった。
ア行の5人を殺害したあとは、サ行へ。
カエル男の魔の手は関東一円へと拡がる。
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