週刊誌の副編集長・志賀倫成の息子がストーカー殺人を犯した。
スキャンダルを追う側から追われる側に立場が急転した志賀の運命は…
中山七里さんの『夜がどれほど暗くても』を読みました。
あらすじ
志賀倫成は、スキャンダル記事に強みをもつ週刊誌の副編集長。
しかし、大学生の息子・健輔がストーカー殺人を犯してしまう。
大学の講師・星野希久子夫妻を星野宅で殺害後、自らも命を絶った。
志賀は一夜にして、スキャンダルを追う側から追われる側になってしまう。
感想
中山七里さんのことだから、最後にどんでん返しが用意されているんだろうなと思いながら読み進めていたのですが、終盤になって、実は思っているところと違うところでどんでん返しが用意されているのでは?と、疑心暗鬼に。
結局は、元々思っていたところにどんでん返しが用意されていたのですが、”大どんでん返し”というよりも、派手に演出されたものという印象。
その後の展開が急すぎるのは、突っ込みどころがたくさんあるのを隠すためでしょうか…
似たような話をどこかで読んだことがあるんだけど、と思いながら読んでいたのですが、『テロリストの家』でしょうか…
記憶力があまり良くなくて…
最後は綺麗な収まり方をしたなという印象。
読んでいる間は少々きつかったですが、読後感は良かったです。
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