9/26、二見文庫より、大倉崇裕さんの『怪獣殺人捜査 殲滅特区の静寂』が、文庫化されて登場しました。
概要
巨大生物「怪獣」の度重なる出現に対抗すべく、専門省庁「怪獣省」が置かれ、発見・予報・殲滅の撃退プロセスを確立させ、世界をリードしてきた日本。怪獣それぞれの生態から進路や撃退法を分析する予報官の岩戸正美は任務中、奇妙な事件に遭遇する。それは風力発電所の停止命令が届かず怪獣の破壊を受けた町で瓦礫の下から見つかった死体(第一話)の謎、音響統制が敷かれた静寂の中で鳴り響いた一発の銃声(第二話)、美しい湖畔の小さなホテルから調査官が失踪した事件(第三話)。こうした怪獣にまつわる事件には必ず、年季の入ったコートをなびかせた一人の中年男が現れる。警察庁特別捜査室の船村と名乗るこの男を、岩戸は噂で知っていた。そして、船村が捜査する怪獣を巡る奇妙な事件に、岩戸も巻き込まれていく……。 三篇の連作とエピローグで構成、文庫化に際して、「怪獣チェイサー」(KADOKAWA刊)を加筆修正の上、再録。
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