望月麻衣さんの『京都寺町三条のホームズ』を読みました。
あらすじ
ひょんなことから、寺町三条にある骨董品店〈蔵〉でアルバイトをすることになった真城葵。
〈蔵〉は、国選鑑定人のオーナー、小説家の店長、大学院生の清貴の親子3代で経営している店だ。
そして、苗字が「家頭」のため、清貴のあだ名はホームズ。
そのあだ名に負けない推理力を発揮する清貴のもとには、今日も謎が持ち込まれる。
【読書】
最近マイブームとなっている、日常の謎を扱った作品です。
刑事事件ものも好きなのですが、こういう殺伐としていない作品も好き。
それに、濱嘉之さんの作品を読んでしまうと、警察関係のアラが気になってしまうんですよね。
京都の骨董品店て、とんでもないお宝が眠っていそうで面白そう。
でも、骨董品に関する事件はほとんどなくて、事件とも呼べないような日常の謎がメイン。
京都への転校に伴って、埼玉県に残してきた彼氏と親友が付き合いだしたことにもの申したくてバイトをはじめた葵ですが、アルバイトを通じて一皮も二皮もむけた様子。
こういう、大人とも子供とも言えない中高生がが成長していく作品も好きですね。
シリーズ化されているようなので、続編にも手を出してみたいと思います。
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