赤川次郎さんの『模範怪盗一年B組』を読みました。
あらすじ
深沢爽子と日向彰、佐々木裕一の3人は、天文学部の高校1年生。
夜中の天文観察中、天文台から望遠鏡を落っことして、下にいた泥棒に命中させてしまう。
責任を感じた3人は、泥棒をかくまうが、今度は天文学部の顧問・荒俣先生が射殺されてしまう。
感想
ちょっとドタバタ感の強い学園ミステリ。
赤川次郎さんらしいですね。
ただ、あまり恋愛に関する話題がなかったのは、爽子の性格が原因でしょうか。
ミステリ小説としてはアンフェアと言われる部分もあるかも知れませんが、肝心のトリックのところで使われていないので、個人的にはありなのかなぁと思います。
ただ、その”アンフェア”のせいで、謎解きに苦労させられる部分があるのですが…
表題作のほか、短編『悲しきクラス委員』が収められています。
『悲しきクラス委員』
来週の授業が自習になることを知ったクラス委員の和田美幸らは、その時間に何をしようかと作戦を練る。
一方、真面目な中川久美に彼氏がいることが発覚し…
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