【読書】赤川次郎『吸血鬼は殺し屋修業中』

赤川次郎 吸血鬼エリカシリーズ ├ 赤川次郎

赤川次郎さんの『吸血鬼は殺し屋修業中』を読みました。

あらすじ

神代エリカの友人・橋口みどりに彼氏ができた!
しかし、みどりが忘れ物を取りに戻ってみると銃声が。
とっさにベンチの後ろに隠れたが、公園に入ってきて拳銃を上着の下にしまったのは、緑の彼氏・矢代啓介だった。

感想

色気より食い気のはずのみどりに彼氏が!
と思いきや、その彼氏・矢代啓介が殺し屋のアルバイトをしていたという話です。
でも、素人に殺し屋なんて、というところをうまく突いた作品になっています。

話のスジやオチから見ると、「夫は泥棒、妻は刑事シリーズ」の方が似合っていたかな?と思ってしまいましたが、このシリーズらしさも取り入れられた作品に仕上がっています。


表題作のほか、『吸血鬼の秘湯巡り』、『吸血鬼は怒りの日に』が収録されています。

『吸血鬼の秘湯巡り』
クロロック親子は秘境の温泉宿へ家族旅行に行くが、取引先の社員で不倫旅行中の八尾ひとみとばったり。
しかも、不倫相手の妻と娘が旅館へ向かっているとの連絡が入り…

『吸血鬼は怒りの日に』
S女子大でラテン語を教えていたミケーレ神父が雷に打たれてなくなった。
その学園葬の日、少女を連れた女性が献花に訪れたが、少女がミケーレ神父の写真を見て「パパだ!」と言ったことから、大騒ぎになる。

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