東野圭吾さんの『虚像の道化師』を読みました。
『週刊トライ』の記者・里山奈美は、最近信者数を増やしている宗教法人「クアイの会」の総本山を取材することに成功した。
幹部会議に同席することに成功したのだが、席上、教祖の連崎至光が「心の中で我々を裏切っているものがいる」と、第5部長の中上正和を名指しした。
連崎が心を浄化するといって中上に念を送ると、中上は5階の窓から飛び降りてしまった。
これは殺人事件なのか?
対処に困った所轄は、物理学者の湯川と親交のある警視庁の草薙刑事に助けを求めてきた。
こういう、宗教上の奇跡を科学で解き明かしてやろうという話は好きですね。
でも、不純な私は、何か仕掛けを作って奇跡を起こし、宗教法人を作ってもうけられないかな?と考えてしまうのですが…
科学の謎を解き明かす湯川学もすごいのですが、そのヒントとなることは、地道な草薙刑事の捜査から得られるという点も好きなポイントです。
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