東野圭吾さんの『仮面山荘殺人事件』を読みました。
あらすじ
樫間高之は結婚式の1週間前、婚約者の森崎朋美を事故で失った。
朋美の事故から3ヶ月後、高之は朋美の父・伸彦に誘われ、森崎家の別荘を訪れた。
別荘には、朋美の従妹・篠雪絵や伸彦の秘書・下条玲子ら8人が招待されていた。
しかし、その晩、近くの銀行に押し入ったジンとタグが別荘に押し入り、客たちは監禁されてしまった。
外部に救援を求める作戦はことごとく何者かによって邪魔されてしまった上、次の晩、雪絵が刺殺されてしまう。
高之らは朋子の死の真相と関係があるのではと疑うが…
感想
銀行強盗犯によって監禁状態にあるという状況を除けば、特筆するところのない殺人事件。
それを監禁状態でやってのけるというところに、まず感服。
でも、東野圭吾さんにしてはストレートすぎるなと思ったところで、恐れていた、かつ、期待していた展開が。
大がかりな舞台にすっかり騙されてしまいましたが、読み終わってみると清々しい気持ちに。
そして、本を閉じたとき、『仮面山荘殺人事件』というタイトルに改めて唸らされてしまいました。
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