東野圭吾さんの『殺人現場は雲の上』を読みました。
新日航のスチュワーデス早瀬英子(通称エー子)と、エー子とは何もかも正反対の藤真美子(通称ビー子)は、鹿児島でステイの日、ホテル内のスナックで酒を飲んでいた。
そこに、その日の便の乗客で、途中腹痛を起こした本間がやって来た。
本間の妻は気分が悪くなって部屋で寝込んでいたが、スナックを出た本間が部屋に戻るとベッドで絞殺されていた。
本間のアリバイは、エー子とビー子らによって証明されたかのように見えたが…
7編の短編が収められた短編集です。
主人公はスチュワーデス(キャビンアテンダント)のエー子(とビー子)。
軽いタッチで書かれているので、肩の力を抜いて読むことができます。
キャビンアテンダントというのは、殺人までいかなくても、きっといろんな経験をしているんだろうなぁと思うのですが、そんなヴェールに包まれた世界をちょっと覗き見したような気分になりました。
短編であることを十二分に活かした面白い作品だと思いました。
★☆★☆★4/20東野圭吾『マスカレード・ゲーム』発売!!★☆★☆★
過去の「東野圭吾」記事
コメント