東野圭吾さんの『予知夢』を読みました。
あらすじ
森崎邸に男が押し入った。
娘の礼美の部屋に侵入したが、母親の由美子が猟銃で撃退した。
その後、森崎邸に押し入った男・坂木信彦は轢き逃げ事故を起こし、警察に逮捕されたが、森崎邸に押し入った理由について、礼美から招待されたためと主張した。
森崎礼美は、坂木が子供の頃から将来結ばれる女性だと言い張っていたらしい。
物理学教授の湯川は、坂木が見た予知夢の謎に挑む。
感想
「ガリレオシリーズ」第1作の『探偵ガリレオ』同様、第1章~第5章からなる長編の形を取っていますが、実際には5編の短編が収められた短編集のような作品です。
第1章の「夢想(ゆめみ)る」だけを見ると、ちょっと物足りない感じ。
東野圭吾さんの腕が落ちたのか、選んだテーマが悪かったのか…と思ってしまいました。
他の4編、ではなく、4章は、オカルトめいた事象を科学的に証明するという、私の思い描く「ガリレオシリーズ」のパターン。
第1章だけがちょっと異質な作品だったのかな?
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