東野圭吾さんの『探偵ガリレオ』を読みました。
あらすじ
自動販売機の前にたむろしていた若者の後頭部が突然炎上。
近くに置かれていたガソリン入りのポリタンクに延焼して、1人が死亡、4人がやけどを負う事故が発生した。
この事件を担当することになった警視庁捜査一課の草薙刑事は、学友で物理学教授の湯川の力を借りて捜査に乗り出す。
感想
「ガリレオシリーズ」の第1作です。
『容疑者Xの献身』は大好きな作品なのですが、他の「ガリレオシリーズ」を読むのはこれが初めてです。
短編を避けていたというのも1つの理由かな?
工学部出身でメーカーの技術者として働いていた経歴を持つ東野圭吾さんは、最新の技術動向をたびたび作品の中に取り入れられていますが、この作品はその真骨頂とも言えるのではないでしょうか。
同じよう名経歴を持つ(経歴だけは…)私としては、なんでもっと早く手に取らなかったのだろうと後悔するほど面白かったです。
私が持っている短編小説のイメージは、細かいところが端折られていたり、トリックも比較的単純というイメージなのですが、そんな負のイメージを払拭する1冊になっています。
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