実家にあった大量の赤川次郎本を読み返し中です。
今回は『豪華絢爛殺人事件』を読みました。
あらすじ
都内のホテルに食事に来た大貫、井上、直子の3人だったが、ホテルのロビーはドレスに身を包んだ女性たちで埋め尽くされていた。
どうやら、女子大学の謝恩会が開かれるらしい。
その中の1人の女性・楠本典子が、なんと、警視庁の名物警部・大貫の親戚の娘だった。
典子が謝恩会で人が殺されるかも知れないと言い出したため、大貫たち3人は、貸衣装に身を包んでパーティー会場に潜入することに。
しかし、3人の警戒も虚しく、教授の久米原が殺害されてしまった。
感想
本格ミステリーであれば、”消えた凶器の謎”とでもなるところですが、この作品では、凶器の行方についてあまり触れられていません。
“消えた凶器”以上に存在感満点の大貫の影に隠れてしまった形でしょうか…
赤川次郎さんらしい人間ドラマが描かれていたりと、読み応えのある作品になっています。
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