実家にあった大量の赤川次郎本を読み返し中です。
今回は『天使は神にあらず』を読みました。
天国から地上へ研修で降り立った天使のマリと、地獄から成績不良で追い出された悪魔のポチは、少女と犬に姿を変えて修業中。
今回の“職場”は新興宗教団体の総本山。そこで、マリは自分そっくりの教祖様の代役を務めることになる。
そんな時、本物の教祖、阿部加奈子の両親が金の無心にやって来るが、2人が雪の中で倒れているのが発見される。
新興宗教というと、どこか危うい印象を受けますが、この作品では宗教の陰と陽について、赤川次郎さんなりの解答が書かれているような気がします。
マリ、ポチ、そして教祖様の加奈子、皆の成長を感じることができました。これも宗教のおかげでしょうか。
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