内田康夫さんの『しまなみ幻想』を読みました。
あらすじ
村上咲枝の母・美和はしまなみ海道の橋の上から転落死した。実家の老舗和菓子屋の経営不振によるノイローゼが原因とみられたが、咲枝は母の死に疑問を抱く。
咲枝は平塚亭で浅見と出会うが、その直後に愛媛県新居浜市の山道で車が転落し、女性が死亡した。この女性こそが咲枝の母を最後に目撃した人物であった。
この事件を受け、浅見はしまなみ海道へと向かい、咲枝と共に「世界最小の探偵団」を結成する。
感想
予想はしていたものの、序盤から「しまなみ海道初の自殺者か?」ときた。
内田氏は『讃岐路殺人事件』で「瀬戸大橋初の自殺者?」を持ちだし、『蜃気楼』では「レインボーブリッジ初の自殺者?」を持ち出しています。
長大吊橋ができると自殺者第1号を作らなければ気がすまないのは、もはや内田氏の性癖と言っても過言ではないでしょうか。
これまでの2件については、自殺ではなかったことを見破った浅見ですが、この作品ではどうなるのでしょうか。
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