内田康夫さんの『日蓮伝説殺人事件』を読みました。
山梨のジュエリーブランド『ユーキ』の宝石鑑定士伊藤木綿子は『ユーキ』の専属デザイナー白木美奈子から相談を受ける。美奈子がデザインした宝飾品に粗悪な宝石が紛れ込んでいたらしい。数日後、美奈子が死体となって発見される。
一方、日蓮聖人のルポの依頼を受けた浅見光彦は日蓮宗総本山のある身延山へ向かう途中で木綿子と知り合う。
美奈子が殺害されたのと時を同じくして、木綿子の恋人塩野満も失踪してしまう。塩野が残したメッセージをもとに熊野神社へ行くと、「日蓮の生まれ給いしこの御堂」という落書きが…
この落書きにはどのような意味があるのか? 浅見と木綿子が怪事件に挑む。
はじめはシンプルな書き出しなのですが、最後は結構ゴチャゴチャした感じに…
複雑さを増すことで面白みが増えていると言えるのかも知れませんが、内田康夫さんの悪戦苦闘ぶりが眼に見えるようでした。
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