平石貴樹さんの『潮首岬に郭公の鳴く』を読みました。
函館の実業家、岩倉家の三姉妹、彩芽、柑菜、咲良が次々と殺害されてしまいます。
警察の捜査は難航を極めますが、そこに現れたフランス人の少年、ジャン・ピエールが事件を解決に導きます。
SNS上で評判だったので読んでみましたが、正直がっかり。
どの殺害トリックも可能性としてはあり得るのでしょうが、現実味が無いように感じました。
警部と警部補が組んで歩くことがあるのかなぁとか、三女の咲良が殺害されたと思われる場所から、通常の潮流では流されないような海域をなぜヘリコプターが捜索していたのかなぁとか、引っかかる部分があったりと、本筋以外のことが頭をよぎってしまい、集中しきれませんでした。
SNS上だけでなく、いろいろな賞にもノミネートされているようなので、これを名作だと思えない私はまだまだなのかなぁ…
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