赤川次郎さんの『泥棒たちの黙示録』を読みました。
「夫は泥棒、妻は刑事シリーズ」第18弾になるそうです。
赤川次郎さんのシリーズは数あれど、ここまで素っ頓狂な組み合わせは数少ないと思います(他にぱっと思いつくのは母が大泥棒、長男が殺し屋、次男が弁護士、長女が詐欺師、三男が警察官の「早川一家シリーズ」ぐらいでしょうか…)。
ただ、個人的にはこのシリーズは初期の短編集の時の方が面白かったと思うんですよね。
この作品にしても、夫・淳一の”仕事”の様子が描かれていなかったり、”刑事と泥棒の取っ組み合い”といったユーモラスな場面が描かれていなかったりと、このキャラクター設定ならではの面白さが味わえず、少々不完全燃焼でした…
過去の「赤川次郎」記事
コメント