├ 小路幸也 【読書】小路幸也『マイ・ディア・ポリスマン』 小学3年生まで暮らした町にある交番・東楽観寺前交番に赴任してきた宇田巡巡査。宇田が交番の前で立番をしながら同級生で東楽観寺の副住職・木村行成と話をしていると、女子高生の楢島あおいが、漫画のモデルにするため写真を撮りたいと言ってきた。写真撮影に応じてあおいを見送ると、木村が座るベンチの上に、女物の財布が残されていた。 2023.03.25 ├ 小路幸也
└ 森博嗣 【読書】森博嗣『魔剣天翔』 小鳥遊練無の先輩・関根杏奈が出演する航空ショーの最中、2号機を操縦する西崎勇輝が背中を撃たれた。操縦士を失った2号機は3号機と接触して墜落。西崎以外の乗員3名は機外へ脱出して難を逃れる。一方、探偵の保呂草潤平は、ジャーナリストの各務亜樹良から、杏奈の父で画家の関根朔太が所有しているといわれる美術品〈エンジェル・マヌーヴァ〉を手に入れたいと依頼される。 2023.03.21 └ 森博嗣
└ 米澤穂信 【読書】米澤穂信『秋期限定栗きんとん事件』 同じ小市民を目指していたが、別々の道を歩むことにした小鳩常悟朗と小左内ゆき。やがて、小鳩には中丸十希子、小左内には瓜野高彦という彼女、彼氏ができる。瓜野は船戸高校新聞部の1年生。毎月発行する〈月報船戸〉に、学校外の出来事も取り入れようと提案するが、部長の堂島健吾に潰される。そんな矢先、〈月報船戸〉にコラムを載せることになり、瓜野は市内で発生している連続放火事件を取り上げることに成功する。 2023.03.19 └ 米澤穂信
├ 有栖川有栖 【読書】有栖川有栖『乱鴉の島』 作家の有栖川有栖は、犯罪社会学者の火村英生とともに、休暇を過ごすために鳥島にある民宿を訪ねる。しかし、2人が辿り着いたのは、黒根島・通称烏島だった。黒根島には高名な詩人海老原瞬の別荘があり、管理人2人と海老原を慕う8人の男女、2人の子供がいた。さらに、31歳の辣腕起業家・初芝真路がヘリコプターで乗り込んでくる。部外者である有栖川と火村、初芝を排除しようとする空気が流れる中、最初の事件が起きる。 2023.03.18 ├ 有栖川有栖
└ 中山七里 【読書】中山七里『復讐の協奏曲』 優秀だが悪辣で弁護費用は法外であることで有名な弁護士・御子柴礼司の懲戒請求を呼びかけるブログに乗じた市民から、800通以上の懲戒請求が届く。これに対し、御子柴は名誉毀損だとして、1名当たり150万円の損害賠償を求める。そんな事務作業に追われる中、御子柴弁護士事務所の職員・日下部洋子が殺人罪で逮捕された。洋子が知原徹矢と食事をして別れたあと、知原はナイフで刺されたが、凶器のナイフから洋子の指紋が検出されたのだ。 2023.03.16 └ 中山七里
└ 森博嗣 【読書】森博嗣『夢・出逢い・魔性』 香具山紫子、瀬在丸紅子、小鳥遊練無の3人は、クイズ番組の女子大生大会に参加するため、探偵の保呂草潤平とともに東京のNテレビを訪れた。リハーサルの最中、プロデューサーの柳川聖志が使っていた部屋から、アイドル・タレントの立花亜裕美が出ていったあと、火薬の破裂音がした。不審に思った保呂草と同業の稲沢真澄が部屋を確認すると、柳川が拳銃で2ヶ所を打たれて絶命していた。一方、小鳥遊は亜裕美とともにNテレビの社屋から消えてしまう。 2023.03.14 └ 森博嗣
└ 中山七里 【読書】中山七里『どこかでベートーヴェン』 岐阜県立加茂北高校の音楽科に、岬洋介が転入してきた。ピアニスト志望の岬は、他の生徒たちが足下にも及ばない突出した才能を見せつける。夏休みの登校日、豪雨によって校舎裏の崖が崩れた。さらに、通学路に架かるたった1本の橋が流されてしまう。岬は丸太橋のように川の両岸に架かった電柱をつたって救助を求めに行ったが、学校に至る坂道の途中で、同級生の岩倉智生の他殺体を発見する。 2023.03.13 └ 中山七里
├ 大倉崇裕 【読書】大倉崇裕『ゾウに魅かれた容疑者』 休暇を取っていた警視庁総務部総務課の田丸弘子が連絡を絶った!上司の須藤友三警部補と、捜査一課で須藤のライバルだった石松、日塔両警部補は弘子の自宅を訪れるが、プロの手によって何の痕跡もないように掃除されたあとだった。須藤と部下・薄圭子は、残されたわずかな手がかりから、弘子がラオスに連れ去られたと推理する。 2023.03.12 ├ 大倉崇裕
└ 中山七里 【読書】中山七里『ヒポクラテスの誓い』 研修医の栂野真琴は、内科医の津久場教授から広範な知識を得るようにと、法医学教室での研修を命じられた。法医学の権威・光崎藤次郎教授とアメリカ出身のキャシー・ペンドルトン准教授のもとで研修を行うことになった真琴だが、法医学の意義に戸惑う。そんなことはお構いなしに、光崎は県警が要請もしていない案件、遺族に虚偽申告して解剖した案件、別の監察医務院が処理したあとの案件などを次々にこなしてしまう。 2023.03.10 └ 中山七里
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『吸血鬼に鐘は鳴る』 神代エリカは父のフォン・クロロックとともに、ドイツの小さな町に木彫りのキーホルダーを買い付けにやってきた。この町の小高い丘の上には修道院があって、日本で女優として活躍した光田麻里がいた。5年前、妻子ある男性が麻里との恋に破れて自殺したあと、この地に来て修道女として生活していたのだった。 2023.03.09 ├ 赤川次郎
└ 米澤穂信 【読書】米澤穂信『夏期限定トロピカルパフェ事件』 小市民として日々を平穏に過ごすことを目指す高校2年生・小鳩常悟朗は、同じく小市民を目指す小左内ゆきから、〈小左内スイーツセレクション・夏〉と題した地図をもらう。そして、夏休みの間に、ゆきがピックアップしたベスト10スイーツを制覇すべく駆け回る。一方、小鳩の友人・堂島健吾は、川俣さなえが悪い仲間に引き込まれたと、妹のかすみから相談を受けていた。 2023.03.07 └ 米澤穂信
└ 中山七里 【読書】中山七里『悪徳の輪舞曲』 世田谷区三軒茶屋に住む元会社役員・成沢拓馬が鴨居から首を吊って死んでいるのが発見された。当初、成沢は自殺と見られたが、その後の捜査で他殺の疑いが浮上。妻の郁美が殺人容疑で逮捕された。郁美は〈死体配達人〉として世間を騒がせた園部信一郎、現在は悪徳弁護士として名を馳せる御子柴礼司の母親だった。御子柴は妹の梓から郁美の弁護を依頼される。 2023.03.06 └ 中山七里
├ 大倉崇裕 大倉崇裕『アロワナを愛した容疑者』 内閣管理室室長・馬力階二郎の三男・光吉がマンションの1室で殺害された。室内でアロワナが飼われていたことから、警視庁総務部動植物管理係の須藤と薄に声がかかるが、2人を待っていたのは10年前にシンガポールで略奪された〈クレセント〉と呼ばれる個体であることがわかる。事件の裏に、フィッシュ・マフィアの影が見え隠れして… 2023.03.05 ├ 大倉崇裕
└ 森博嗣 【読書】森博嗣『数奇にして模型』 M工業大学近くの公会堂で行われていた模型交換会の控室で、モデル・筒見明日香の首なし死体が発見された。控室は密室状態だったが、中ではM工業大学大学院生の寺林高司が頭を殴られて倒れていた。同じ夜、寺林が所属するM工業大学の研究室でも、大学院生の高倉裕子が首を絞められて殺害された。裕子が殺害された部屋も密室だったが、公会堂の控室、研究室両方の鍵を所持していた寺林に疑いがかかる。 2023.03.04 └ 森博嗣
└ 中山七里 【読書】中山七里『恩讐の鎮魂曲』 埼玉県にある特別養護老人ホームで、介護士が入居者に殺害されるという事件が発生した。加害者は、かつて医療少年院で教官をしていた稲見武雄。少年時代、〈死体運搬人〉と呼ばれた凶悪事件を起こして医療少年院に入った御子柴礼司の担当教官その人だった。御子柴は、稲見の弁護を引き受け、裁判で無実を訴える。 2023.03.03 └ 中山七里
▼著者 サ行 【読書】佐藤青南『嘘つきは殺人鬼の始まり SNS採用調査員の事件ファイル』 「あなた、誰?」SNS採用調査員・潮崎真人が玄関の扉を開けると、見知らぬ女性が立っていた。そして気づくと、目の前には天井が広がり、鼻からは血が…女性は、潮崎が調査した首都テレビの志望者・灰原茉百合だった。潮崎の調査によって、SNSの裏アカウントがバレ、不採用になったと苦情を言いに来たのだった。茉百合はそのまま住居兼事務所に通い始め、裏アカ調査の手伝いを始めたが、調査の過程で殺人犯のものらしきアカウントを発見してしまう。 2023.02.28 ▼著者 サ行
└ 森博嗣 【読書】森博嗣『今はもうない』 笹木は、婚約者の知人であるファッションデザイナー・橋爪怜司の別荘を抜け出し、森林鉄道の線路跡を散歩していたところ、叔母とケンカして別荘を飛び出してきた西之園萌絵と出会う。別荘に帰りたくない萌絵は、笹木に車で送って欲しいとお願いするが、橋爪氏の別荘に辿り着く前に雨に降られてしまう。結局、萌絵は橋爪氏の別荘で1夜を明かすことになったが、その嵐の晩、別荘の客であった朝海由季子、耶素子姉妹が3階の映写室と遊戯室でそれぞれ死亡しているのが見つかったが、2つの部屋には鍵がかけられていた。 2023.02.26 └ 森博嗣
└ 米澤穂信 【読書】米澤穂信『春期限定いちごタルト事件』 恋愛関係にも依存関係にもないけど、互恵関係にある小鳩常悟朗と小左内ゆきは、揃って船戸高校に入学した。4月も半ばになり、小鳩と小左内が帰りに新しくできたクレープ屋による相談をしているとき、小鳩の小学校の同級生・堂島健吾から招集がかかる。女子生徒のポシェットが盗まれたので、探すのを手伝って欲しいという。5人で30分かけて探し回ったが、ポシェットは見つからなかった。しかし、小鳩は持ち前の推理力を発揮して… 2023.02.25 └ 米澤穂信
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『グリーンライン』 秋川裕果は、公立中学からT女子学院へ編入した。そのT女子学院の廊下の真ん中には緑の線が描かれており、生徒はその線の上を歩く決まりになっていた。裕果が高校3年生になったある夜、ボーイフレンドの長久保元久と公園を歩いているところを、4人組の不良に襲われた。7年間眠り続けた裕果だったが、奇跡的に意識を取り戻す。その一方で、時効を間近に控えた4人の男たちは色めき立つ。 2023.02.24 ├ 赤川次郎
├ 宮部みゆき 【読書】宮部みゆき『希望荘』 介護施設〈はなかご老人ホーム〉に入居していた武藤寛二が、ランニング中の女性が殺害された事件を報じるニュースを見ながら、犯人はそんなつもりはなかったんだけど、つい頭に血がのぼって、手を出しちまったんだ。俺はよく知ってる。と話していた。武藤の死後、息子の相沢幸司は、武藤が生前事件を犯していたのではないかと心配し、杉村三郎に相談する。 2023.02.23 ├ 宮部みゆき
├ 大倉崇裕 【読書】大倉崇裕『クジャクを愛した容疑者』 金持ちの令息令嬢が通うことで有名な学同院の学生・栄野川明夫が殺害された。河川敷に遺棄された栄野川の死体の傷口にはクジャクの糞が付着しており、手にはクジャクの羽が握られていた。容疑者としてあげられたのは、学同院のクジャク愛好会の会長・高木悠介。 2023.02.21 ├ 大倉崇裕
└ 中山七里 【読書】中山七里『連続殺人鬼カエル男ふたたび』 世間を恐怖のどん底に陥れた〈カエル男連続猟奇殺人事件〉から10ヶ月、〈カエル男〉を名乗っていた当真勝雄が再び動き出した。標的になったのは精神科医の御前崎教授。カエルの中に爆竹を入れて破裂させたように、御前崎教授をバラバラに爆破してしまった。ア行の5人を殺害したあとは、サ行へ。カエル男の魔の手は関東一円へと拡がる。 2023.02.20 └ 中山七里
└ 中山七里 【読書】中山七里『追憶の夜想曲』 法外な弁護料と引き換えに、依頼人に有利な判決を引き出すことで悪名高い弁護士・御子柴礼司。その御子柴が、高額な弁護料など見込めない夫殺しの被告・津田亜季子の弁護を自ら買って出た。対する検察は、御子柴の因縁の相手・岬恭平自らが法廷に立つ。 2023.02.18 └ 中山七里
└ 森博嗣 【読書】森博嗣『夏のレプリカ』 西之園萌絵の友人で地方議員の娘・簑沢杜萌が実家に帰省した夜、両親と姉は客人の車に乗ってどこかへ出かけたあとだった。そして翌朝、簑沢家に誘拐犯の1人が押し入ってきた。その誘拐犯はリビングの壁に飾ってあった仮面を身につけていた。 2023.02.16 └ 森博嗣