【読書】赤川次郎『天使に賭けた命』
天国から地上へ研修にやってきた天使のマリと、地獄を成績不良で叩き出されたポチは、少女と犬の姿になって、レストランの前で財布の中身を計算中、「食事をおごる」という男性が現れた。フルコースのフレンチを食べたあと、今度はホテルに向かいだした…目的を聞くと、翌日に開かれる映画のオーディションに、マリに参加して欲しいのだという。オーディション合格者はすでに内定しているが、マリを代役として使いたいのだそうだ。一方、オーディションに合格した本間由紀江の母・美貴は検察庁の検事で、現法務大臣の息子が絡む事件を追っていた。