中山七里

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【読書】中山七里『ヒポクラテスの悔恨』

中山七里さんの『ヒポクラテスの悔恨』を読みました。あらすじ 全国ネットのTV番組「医学の窓」に、浦和医大法医学教室の光崎教授が出演した。光崎は、「死体の声を聞こうとしない警官や医者が多すぎる」と発言。これに対し、テレビ局のホームページに「こ...
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【読書】中山七里『セイレーンの懺悔』

帝都テレビはBRO(放送倫理・番組向上機構)から、今年3回目となる勧告を受けていた。そんな中、女子高生・東良綾香が誘拐されたとの一報が入る。社会部の記者・朝倉多香美は、先輩の里谷太一とともに事件を追うが、綾香は廃工場の中で変わり果てた姿で発見される。多香美と里谷は、綾香を苛めていた同級生の情報を得て、彼女らが事後対応を話し合っている場をおさえることに成功するが…
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【読書】中山七里『騒がしい楽園』

幼稚園教諭四年目の神尾舞子は、埼玉県郊外にある幼稚園から、世田谷の閑静な住宅街に囲まれた幼稚園に異動になった。舞子は年長組を担当するが、モンスターペアレンツや騒音の苦情を持ち込む町内会長らに翻弄される。さらに、園の池に毒物が投げ込まれる事件が発生し、メダカ、金魚、フナ、サワガニらが全滅してしまう。
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【読書】中山七里『嗤う淑女』

中学生の野々宮恭子は、神野美香のグループからいじめを受けていた。そんな恭子のクラスに、従姉妹の蒲生美智留が転校してくると、いじめの標的が美智留に変わっていく。しかし美智留は、男子生徒をうまく使って、美香が転校するほどのダメージを与える。さらに恭子と美智留は、虐待を繰り返していた美智留の父親・典雄を、自殺に見せかけて殺害する。
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【読書】中山七里『ネメシスの使者』

埼玉県に住む戸野原貴美子が自宅で殺害された。貴美子の息子・軽部亮一は、通り魔殺人で2人を殺害し、死刑が妥当と思われた裁判で懲役刑を獲得し、服役していた。さらに、千葉県に住む二宮輝彦が殺害される。
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【読書】中山七里『帝都地下迷宮』

区役所の生活保護申請窓口で勤める小日向巧は、鉄オタの中でも〈廃駅鉄〉。職場でむしゃくしゃする出来事があった日の夜、旧萬世橋駅へ忍び込む。誰もいないと思っていた地下空間には、〈エクスプローラ(探検者)〉と呼ばれる100人規模の集団が生活していた。
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【読書】中山七里『ヒポクラテスの試練』

元東京都議会議員・権藤要一が肝臓がんで死去した。しかし、城都大附属病院の医師・南条は、がんの進行が早すぎるとして、旧知の間柄である法医学者・光崎藤次郎に相談を持ちかける。光崎は権藤の死体を解剖し、突然変異したエキノコックスを見つけ出す。さらに、権藤と同様の症例の患者を探した光崎は、東京都の元職員・蓑輪義純に目をつける。
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【読書】中山七里『合唱 岬洋介の帰還』

幼稚園で、園児3人、教諭2人が刺殺される事件が発生した。犯人は仙街不比等。しかし、仙街は逮捕時に覚醒剤を打っており、事件発生時も覚醒剤のために記憶がないと言う。心神喪失のため、無罪になる恐れがある案件を天生高春検事が担当するが、取り調べの最中に意識を失い、目が覚めたときには仙街を銃殺した犯人に仕立て上げられていた。
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【読書】中山七里『もういちどベートーヴェン』

司法試験をトップで合格した岬洋介は、座学4ヶ月、実務12ヶ月からなる司法修習生の修習を行うため、埼玉県和光市司法研修所に入所した。寮の隣の部屋に入居した天生高春とは、修習を受けるグループも同じになり、一緒に行動する機会が増える。天生は岬をクラシックコンサートに誘うが、岬は途中で席を立ってしまう。検察での実習の中で、絵本作家の夫を絵本画家の妻が殺害した事件に出会うが、岬は起訴内容に疑問を抱く。
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【読書】中山七里『ヒートアップ』

人間の破壊衝動と攻撃本能を呼び起こし、どんな臆病者も人間兵器に変えてしまう悪魔のクスリ〈ヒート〉。開発した製薬会社の国内研究所は消滅したものの、市場では若年者向けに流通が続いていた。厚労省麻薬取締官の七尾究一郎は、広域暴力団宏龍会のナンバー3・山崎岳海と手を組んで、〈ヒート〉の撲滅を目指す。しかし、〈ヒート〉の売人・仙堂寛人が隠れ家で殺害され、現場からは七尾の指紋が残された凶器が発見される。
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【読書】中山七里『ラスプーチンの庭』

腎臓疾患で入院している警視庁の刑事・犬養隼人の娘・沙耶香と同じフロアに、慢性糸球体腎炎で入院する庄野祐樹がいた。祐樹は病院での治療をやめ、民間療法に切り替えたが、1ヶ月後に死亡した。祐樹の葬儀に参列した犬養と沙耶香は、祐樹の身体に無数の痣があることに気づく。半月後、公園の木で首を吊っている女性の死体が発見される。女性は癌で闘病しており、覚悟の自殺だったが、この女性の身体にも無数の痣が残されていた。
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【読書】中山七里『魔女は甦る』

国道沿いの集落から1kmほど離れた沼地で、元製薬会社の研究員・桐生隆の死体が発見された。桐生の死体は八つ裂きにされた上、カラスが群れで食い荒らしたあとだった。警察庁の宮條貢平は、ちまたに流出している麻薬〈ヒート〉が関係しているのではないかと、埼玉県警の刑事・槇畑啓介と組んで捜査にあたる。〈ヒート〉を使用した少年による、一家五人殺し、都心での無差別殺人、高校での銃乱射事件が起きていた。
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【読書】中山七里『ヒポクラテスの憂鬱』

埼玉県警のホームページの掲示板に、 全ての死に解剖が行われないのは、私にとって好都合である。 埼玉県警は今後県下で発生する自然死・事故死において、そこに企みが潜んでいないかどうかを見極めるがいい。という書き込みが行われた。投稿者の名前はコレクター(修正者)。この書き込みを受けて解剖事案が急増。人員と予算が逼迫していく。
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【読書】中山七里『カインの傲慢』

東京都練馬区の緑地の中で、少年の遺体が発見された。少年は開腹されており、肝臓が取り出されていたことから、〈切り裂きジャック〉の事件を担当した犬養隼人に招集がかかる。少年は中国の貧困地域に住んでおり、養子縁組という名目で日本に連れてこられていた。さらに、貧困家庭で育つ少年が、臓器を摘出された状態で殺害されているのが発見される。
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【読書】中山七里『復讐の協奏曲』

優秀だが悪辣で弁護費用は法外であることで有名な弁護士・御子柴礼司の懲戒請求を呼びかけるブログに乗じた市民から、800通以上の懲戒請求が届く。これに対し、御子柴は名誉毀損だとして、1名当たり150万円の損害賠償を求める。そんな事務作業に追われる中、御子柴弁護士事務所の職員・日下部洋子が殺人罪で逮捕された。洋子が知原徹矢と食事をして別れたあと、知原はナイフで刺されたが、凶器のナイフから洋子の指紋が検出されたのだ。
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【読書】中山七里『どこかでベートーヴェン』

岐阜県立加茂北高校の音楽科に、岬洋介が転入してきた。ピアニスト志望の岬は、他の生徒たちが足下にも及ばない突出した才能を見せつける。夏休みの登校日、豪雨によって校舎裏の崖が崩れた。さらに、通学路に架かるたった1本の橋が流されてしまう。岬は丸太橋のように川の両岸に架かった電柱をつたって救助を求めに行ったが、学校に至る坂道の途中で、同級生の岩倉智生の他殺体を発見する。
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【読書】中山七里『ヒポクラテスの誓い』

研修医の栂野真琴は、内科医の津久場教授から広範な知識を得るようにと、法医学教室での研修を命じられた。法医学の権威・光崎藤次郎教授とアメリカ出身のキャシー・ペンドルトン准教授のもとで研修を行うことになった真琴だが、法医学の意義に戸惑う。そんなことはお構いなしに、光崎は県警が要請もしていない案件、遺族に虚偽申告して解剖した案件、別の監察医務院が処理したあとの案件などを次々にこなしてしまう。
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【読書】中山七里『ドクター・デスの遺産』

警視庁の通信指令センターに、「悪いお医者さんが来て、お父さんを殺しちゃったんだよ」と、男の子から110番通報が入った。念のために男の子の家に向かった犬養隼人と高千穂明日香が、不審死の臭いを嗅ぎつけ、遺体を司法解剖に回したところ、心筋に悪影響を及ぼすカリウムの血中濃度が異常に高かった。殺害された馬籠健一は末期の肺がんで、ドクター・デスなる人物に20万円で安楽死を依頼したことがわかった。
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【読書】中山七里『悪徳の輪舞曲』

世田谷区三軒茶屋に住む元会社役員・成沢拓馬が鴨居から首を吊って死んでいるのが発見された。当初、成沢は自殺と見られたが、その後の捜査で他殺の疑いが浮上。妻の郁美が殺人容疑で逮捕された。郁美は〈死体配達人〉として世間を騒がせた園部信一郎、現在は悪徳弁護士として名を馳せる御子柴礼司の母親だった。御子柴は妹の梓から郁美の弁護を依頼される。
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【読書】中山七里『恩讐の鎮魂曲』

埼玉県にある特別養護老人ホームで、介護士が入居者に殺害されるという事件が発生した。加害者は、かつて医療少年院で教官をしていた稲見武雄。少年時代、〈死体運搬人〉と呼ばれた凶悪事件を起こして医療少年院に入った御子柴礼司の担当教官その人だった。御子柴は、稲見の弁護を引き受け、裁判で無実を訴える。
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【読書】中山七里『連続殺人鬼カエル男ふたたび』

世間を恐怖のどん底に陥れた〈カエル男連続猟奇殺人事件〉から10ヶ月、〈カエル男〉を名乗っていた当真勝雄が再び動き出した。標的になったのは精神科医の御前崎教授。カエルの中に爆竹を入れて破裂させたように、御前崎教授をバラバラに爆破してしまった。ア行の5人を殺害したあとは、サ行へ。カエル男の魔の手は関東一円へと拡がる。
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【読書】中山七里『追憶の夜想曲』

法外な弁護料と引き換えに、依頼人に有利な判決を引き出すことで悪名高い弁護士・御子柴礼司。その御子柴が、高額な弁護料など見込めない夫殺しの被告・津田亜季子の弁護を自ら買って出た。対する検察は、御子柴の因縁の相手・岬恭平自らが法廷に立つ。
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【読書】中山七里『さよならドビュッシー前奏曲 要介護探偵の事件簿』

建築士の烏森健司が殺害された。烏丸は、不動産会社の社長・香月玄太郎が売った土地に建築中の戸建て住宅の中で絞殺されていたが、現場は密室だった。殺人犯が近所に住んでいるかもしれないということで、周辺の住宅の購入を渋る客が出てきたため、玄太郎は自ら事件解決に乗り出す。
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【読書】中山七里『総理にされた男』

何の因果か、時の首相・真垣統一郎に瓜二つの売れない俳優・加納慎策は、舞台の前座で行う真垣のモノマネで人気が出かかっていた。そんな時、同棲という名の下に転がり込んでいた恋人・安峰珠緒の部屋から出たところで2人組の男に拉致されてしまった。慎策が連れて行かれたのは総理大臣官邸!そこで待ち受けていた官房長官の樽見政純は、真垣が感染症にかかって意識不明のため、復帰までの間、慎策に代役を頼みたいのだと言う。