ドラマ化

└ 中山七里

【読書】中山七里『セイレーンの懺悔』

帝都テレビはBRO(放送倫理・番組向上機構)から、今年3回目となる勧告を受けていた。そんな中、女子高生・東良綾香が誘拐されたとの一報が入る。社会部の記者・朝倉多香美は、先輩の里谷太一とともに事件を追うが、綾香は廃工場の中で変わり果てた姿で発見される。多香美と里谷は、綾香を苛めていた同級生の情報を得て、彼女らが事後対応を話し合っている場をおさえることに成功するが…
├ 海堂尊

【読書】海堂尊『ナイチンゲールの沈黙』

東城大学医学部付属病院の小児科病棟に勤める看護師の浜田小夜は、眼のがんを患った子供たちを、不定愁訴外来の田口公平医師とともにメンタルサポートすることになる。その子供たちのうちの1人・牧村瑞人の父親は、病院に顔を見せないため、手術についての説明や同意書の受領ができずにいた。そんなある日、瑞人の父親が殺害されてしまう。
├ 大倉崇裕

【読書】大倉崇裕『福家警部補の考察』

聖南病院皮膚科部長の是枝哲は、かつて自分のMR(医薬情報担当)だった足立郁美が、接待の時に同じ立体駐車場に車を止める習慣を利用して殺害する。立体駐車場への侵入、脱出を誰にも見とがめられないように工作し、郁美は空き缶を踏んで足を滑らし、非常階段から転落した事故死だと見せかけるが、是枝の前に警視庁捜査一課の福家警部補が立ちはだかる。
├ 海堂尊

【読書】海堂尊『チーム・バチスタの栄光』

東城大学医学部付属病院の不定愁訴外来、通称愚痴外来を担当する田口医師は、病院長の高階から呼び出される。病院内で行われている左心室縮小形成術、通称「バチスタ手術」は、開始以降26例続けて成功していたが、最近になって立て続けに3例失敗しているという。バチスタ手術を担当するチーム・バチスタのトップ・桐生医師が、失敗の原因がわからないため、第3者の目で手術を見てもらいたいと申し出、そのお鉢が田口に回ってきたのだった。
├ 大倉崇裕

【読書】大倉崇裕『福家警部補の再訪』

室蘭-博多間を結ぶフェリー〈マックス〉が、旅行会社の特別企画で鹿角諸島を周遊する航海に出た。このフェリーの中で、警備会社の社長・原田明博は、かつての悪友・川上直巳を殺害し、直巳についてまわっている借金取りの岡山に捜査の目が向けられるように工作する。しかし、〈マックス〉には、出航前に別の事件の捜査で乗船し、下船し遅れた福家警部補が乗っていた。
├ 大倉崇裕

【読書】大倉崇裕『福家警部補の挨拶』

私設図書館の館長・天宮祥子は、創設者・江波戸康祐の亡き後、図書館を売り飛ばそうと企んでいる息子の江波戸宏久を夜中に呼び出し、図書室の蔵書で殴り殺したあと、本棚を倒して宏久が下敷きになったように工作する。事件を担当したのは福家警部補。福家は事故ではなく殺人事件ではないかと考え、捜査を開始する。
└ 中山七里

【読書】中山七里『ヒポクラテスの憂鬱』

埼玉県警のホームページの掲示板に、 全ての死に解剖が行われないのは、私にとって好都合である。 埼玉県警は今後県下で発生する自然死・事故死において、そこに企みが潜んでいないかどうかを見極めるがいい。という書き込みが行われた。投稿者の名前はコレクター(修正者)。この書き込みを受けて解剖事案が急増。人員と予算が逼迫していく。
└ 中山七里

【読書】中山七里『カインの傲慢』

東京都練馬区の緑地の中で、少年の遺体が発見された。少年は開腹されており、肝臓が取り出されていたことから、〈切り裂きジャック〉の事件を担当した犬養隼人に招集がかかる。少年は中国の貧困地域に住んでおり、養子縁組という名目で日本に連れてこられていた。さらに、貧困家庭で育つ少年が、臓器を摘出された状態で殺害されているのが発見される。
└ 中山七里

【読書】中山七里『ヒポクラテスの誓い』

研修医の栂野真琴は、内科医の津久場教授から広範な知識を得るようにと、法医学教室での研修を命じられた。法医学の権威・光崎藤次郎教授とアメリカ出身のキャシー・ペンドルトン准教授のもとで研修を行うことになった真琴だが、法医学の意義に戸惑う。そんなことはお構いなしに、光崎は県警が要請もしていない案件、遺族に虚偽申告して解剖した案件、別の監察医務院が処理したあとの案件などを次々にこなしてしまう。
└ 中山七里

【読書】中山七里『悪徳の輪舞曲』

世田谷区三軒茶屋に住む元会社役員・成沢拓馬が鴨居から首を吊って死んでいるのが発見された。当初、成沢は自殺と見られたが、その後の捜査で他殺の疑いが浮上。妻の郁美が殺人容疑で逮捕された。郁美は〈死体配達人〉として世間を騒がせた園部信一郎、現在は悪徳弁護士として名を馳せる御子柴礼司の母親だった。御子柴は妹の梓から郁美の弁護を依頼される。
└ 中山七里

【読書】中山七里『恩讐の鎮魂曲』

埼玉県にある特別養護老人ホームで、介護士が入居者に殺害されるという事件が発生した。加害者は、かつて医療少年院で教官をしていた稲見武雄。少年時代、〈死体運搬人〉と呼ばれた凶悪事件を起こして医療少年院に入った御子柴礼司の担当教官その人だった。御子柴は、稲見の弁護を引き受け、裁判で無実を訴える。
└ 中山七里

【読書】中山七里『追憶の夜想曲』

法外な弁護料と引き換えに、依頼人に有利な判決を引き出すことで悪名高い弁護士・御子柴礼司。その御子柴が、高額な弁護料など見込めない夫殺しの被告・津田亜季子の弁護を自ら買って出た。対する検察は、御子柴の因縁の相手・岬恭平自らが法廷に立つ。
├ 宮部みゆき

【読書】宮部みゆき『ペテロの葬列』

今多コンツェルンのグループ広報誌の副編集長・杉村三郎は、編集長の園田瑛子と取材の帰りに乗ったバスが、佐藤一郎と名乗る老人にハイジャックされた。佐藤は人質たちに慰謝料を払う約束をしていたが、警官突入の際に自殺してしまった。1ヶ月ほど経った頃、人質になった人たちの元へ、本当に数百万円の慰謝料が送られてきた。杉村たちが、この金を受け取って良いものか思案しているうちに、事件の背景にネズミ講詐欺の存在が見え隠れしてきた。
└ 中山七里

【読書】中山七里『贖罪の奏鳴曲』

弁護士の御子柴礼司は、フリージャーナリストの加賀谷竜次を埼玉県を流れる入間川に遺棄した。その一方で、二審まで担当した弁護士が病気で弁護を下りた東條美津子の最高裁審理を引き受ける。美津子は、夫の彰一が事故で運び込まれた病院で、人工呼吸器の電源を切って夫を殺害した罪で起訴されていた。
├ 大倉崇裕

【読書】大倉崇裕『小鳥を愛した容疑者』

警視庁総務部総務課動植物管理係に所属する須藤友三警部補と、薄圭子巡査は、容疑者が飼っている小鳥の世話をするため、殺人の容疑がかけられている八木良和の部屋を訪れる。八木の部屋には大型の鳥かごが5つあり、約100羽の十姉妹が飼われていた。そのうちの1羽が手乗りとして育てられたらしく、さらに部屋全体に防音処理が施されていたことから、薄はある仮説に辿り着く。
└ 中山七里

【読書】中山七里『ハーメルンの誘拐魔』

15歳になる月島香苗が誘拐された。香苗は重度の記憶障害で、母の綾子の名前や、関係までも忘れてしまう状況だった。さらに、16歳の女子高生・槇野亜美が下校途中に誘拐された。亜美の父親は、日本産婦人科協会の会長を務める人物だった。
├ 宮部みゆき

【読書】宮部みゆき『スナーク狩り』

関沼慶子は、以前ひも同然の関係だった国分慎介の結婚披露宴に、競技射撃のために所持している散弾銃を持って乱入することを計画する。しかし、披露宴会場に乱入しようとした瞬間、中から出てきた慎介の妹・範子の顔を見て、計画を思いとどまる。一方、釣具店に勤める織口邦男は、関沼慶子が所有する散弾銃を強奪し、復讐を遂げるために金沢を目指す。
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『しのぶセンセにサヨナラ』

教職を休職し、大学で勉強するしのぶセンセこと竹内しのぶ。そのしのぶを社に迎え入れたいという人物が現れた。とりあえず話を聞きに行ったしのぶだったが、4階の窓から販売部長の米岡伸治が転落死してしまう。自殺にしては不自然なところがあったが、米岡がいた部屋は密室になっていた。
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『天使の耳』

夜の交差点で2台の車による衝突事故が発生。どちらかの車の運転手が赤信号を無視したことは明らかなのだが、一方の軽自動車の運転手は搬送先の病院で死んでしまう。後部座席には女性が乗っていたが、目が見えないため信号が何色だったかは証言できなかった。もう一方の車の運転手は、当然進行方向の信号は青で、軽自動車が信号無視をしたと証言する。盲目の女性がとった奇想天外な方法とは。
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『時生』

宮本拓実には、グレゴリウス症候群という難病で死に瀕している息子・時生(ときお)がいた。実は拓実は、20年以上前、時生と一緒の時間を過ごしていた。キャッチセールスのアルバイトを辞め、花やしきで時間をつぶしている拓実の前に突如現れたのが、別の人間の身体を借りたトキオだったのだ。
└ 中山七里

【読書】中山七里『七色の毒』

岐阜県可児市と新宿を結ぶ高速バスが、高井戸インターチェンジ付近で防護柵の継ぎ目に突き刺さる形で激突した。バスは左側を大きく損傷。乗客9人のうち、死者1名、負傷者8名を出す惨事となった。しかし、警視庁捜査一課の犬養隼人は、事故直後にカメラに向かって頭を下げる運転手に不自然なものを感じていた。
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『浪花少年探偵団』

竹内しのぶが担任を受け持つ6年5組の生徒・福島友宏の父親が殺害された。捜査線上に友宏の母・雪江の名が挙がるが、雪江と友宏にはアリバイがあった。独自の捜査を進めたしのぶは、たこ焼き屋からヒントを得て真実に近づく。
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『ウインクで乾杯』

パーティーコンパニオンの小田香子の同僚・牧村絵里が、宝石店『華屋』の感謝パーティーのあと、ホテルの部屋で殺害された。絵里は毒殺されていたが、部屋には施錠だけでなく、チェーンまでかけられていた。さらに、絵里の親友・真野由加利も殺害されてしまう。
├ 宮部みゆき

【読書】宮部みゆき『名もなき毒』

関東地方では、店舗で購入した飲み物に混入された青酸カリにより、4件の死亡事件が発生していた。一方、今多コンツェルンのグループ広報室では、有力な戦力だったシーナちゃんがアルバイトを辞め、代わりに原田いずみが勤務していたが、いずみはたちの悪いトラブルメーカーだった。広報室に勤める杉村三郎は、いずみの件を丸く収めるとともに、ひょんなことから知り合った青酸カリ混入事件の3番目の被害者の孫・古屋美知香とともに、犯人捜しをはじめる。