感想

├ 内田康夫

【読書】内田康夫『華の下にて』

内田康夫さんの『華の下にて』を読みました。感想今回の舞台は京都。華道の家元にまつわる話になっています。華やかな華道の世界と犯罪という闇、そんな対極にある世界を書こうとされたのでしょうか。京都の社会や華道といった私にはあまり縁のない世界の話で...
├ 赤川次郎

赤川次郎『幽霊注意報』

赤川次郎さんの『幽霊注意報』を読みました。赤川次郎さんのシリーズものとしては地味なキャラクターだけに、意外性のある犯人が持ち味だと勝手に思っているのですが、この作品に関しては意外すぎるというか、そんなことあり得るの?と思えてしまうものも…な...
├ 内田康夫

内田康夫『津軽殺人事件』

内田康夫さんの『津軽殺人事件』を読みました。今回鍵となるのは太宰治にまつわるメモと肖像画。なのですが、どちらも活かしきれていない感がしました。犯人やその動機についてもいまいちピンと来なかったし、私にとっては外れかなぁ…津軽殺人事件 (光文社...
├ 赤川次郎

赤川次郎『花嫁よ、永遠なれ』

赤川次郎さんの『花嫁よ、永遠なれ』を読みました。映画好きの赤川次郎さんはプロローグの情景を思い描いてから執筆に取りかかると聞いたことがありますが、ハネムーン帰りの新郎が駅のプラットホームで逮捕される…なんとも赤川次郎さんらしいプロローグです...
├ 東川篤哉

【読書】東川篤哉『ここに死体を捨てないでください』

東川篤哉さんの『ここに死体を捨てないでください』を読みました。あらすじひょんなことから(?)妹が人を殺してしまい、それを必死で遺棄しようとするのですが、良い場所が見つからず結局山の中へ。そこには底無しと言われる三日月池が…感想完璧な死体遺棄...
├ 赤川次郎

赤川次郎『三毛猫ホームズの黄昏ホテル』

赤川次郎さんの『三毛猫ホームズの黄昏ホテル』を読みました。10年前の殺人現場に居合わせた人たちを再び集める…赤川次郎さんの作品に度々登場するパターンですよね。当然、10年前にその場にいた人間が犯人になるわけですが、いたはずの無い人もそこには...
├ 内田康夫

内田康夫『平城山を越えた女』

内田康夫さんの『平城山を越えた女』を読みました。舞台は奈良、京都。しかも仏像がキーということで時間が経った現在でも古さを感じることなく読むことができました。内田康夫さんの作品には時事ネタ、政治ネタがよく出てきますが、サッカーくじ法案の話やテ...
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『幽霊恋文』

赤川次郎さんの『幽霊恋文』を読みました。感想「幽霊シリーズ」の22作目にあたるそうです。デビュー作の『幽霊列車』も好きですが、このシリーズは多くの作品が好みですね。主人公の宇野警部は40歳という設定。このシリーズを読み始めた頃は中年という設...
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『氷雪の殺人』

内田康夫さんの『氷雪の殺人』を読みました。感想今回の舞台は利尻島なのですが、あまり利尻島らしいところが見られなくて少し残念でした。メインは東京に戻ってから。被害者が残した「プロメテウスの火矢は氷雪を溶かさない」という文言と1枚のCDをもとに...
├ 東川篤哉

【読書】[オススメ]東川篤哉『交換殺人には向かない夜』

交換殺人。それは、お互いにアリバイがある時間帯にお互いが殺したいと思っている人間を殺害する、完全犯罪のはずだった。東川篤哉さんの『交換殺人には向かない夜』を読みました。感想この作品は『密室に向かって撃て』とならんで「烏賊川市シリーズ」の中で...
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『標的は花嫁衣装』

赤川次郎さんの『標的は花嫁衣装』を読みました。感想短編ということもあって登場人物も少なくわかりやすいストーリー(それと引き換えに犯人もわかりやすい)。軽ーく読みたい時にはもってこいの1冊でした。欲を言うならば、2作目の最後で亜由美がどうやっ...
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『博多殺人事件』

内田康夫さんの『博多殺人事件』を読みました。感想博多の商業をバックボーンにした作品です。遺跡の発掘現場で白骨化した遺体が見つかったというのがプロローグなのですが、この件についてはあまり触れられず、“デパート戦争”を軸に話が進んでいきます。結...
├ 赤川次郎

赤川次郎『泥棒桟敷の人々』

赤川次郎さんの『泥棒桟敷の人々』を読みました。近年のこのシリーズの作品はいまいち好みではなかったのですが、この作品はキャラクター設定が活かされている面白い作品になっていると感じました。ストーリーの方は殺人の動機が読めなかったり、そもそも殺人...
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『天城峠殺人事件』

内田康夫さんの『天城峠殺人事件』を読みました。感想この作品を読むのは3回目ぐらいになるかな?『平家伝説殺人事件』とならんで内田作品の中で最も好きな作品なんです。ぜひ1度訪れてみたいと思っている天城峠が舞台の1つになっていますし、テンポも良く...
▼著者 ワ行

【読書】和久井清水『孤道 完結編 金色の眠り』

和久井清水さんの『孤道 完結編 金色の眠り』を読みました。感想この作品は内田康夫さんが最後に書かれた、かつ未完のままの作品『孤道』の完結編を一般公募して選ばれた作品です。実際に発売されるまでは内田康夫さん以外の手による完結編なんて読むもんか...
├ 東川篤哉

【読書】東川篤哉『完全犯罪に猫は何匹必要か?』

東川篤哉さんの『完全犯罪に猫は何匹必要か?』を読みました。感想「烏賊川市シリーズ」の3作目となる作品ですが、正直このシリーズの長編作品を順位付けするならば(個人的に)1番下に来るかなぁという作品です。それでも刺殺体に味噌汁がかけられていたり...
├ 赤川次郎

赤川次郎『幽霊審査員』

赤川次郎さんの『幽霊審査員』を読みました。赤川次郎さんが小説家としてデビューした『幽霊列車』から数えてシリーズ25冊目の作品となります。この「幽霊シリーズ」は特に変わったキャラクター設定でもないのに安定した面白さがあるんですよね。本作品には...
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『津和野殺人事件』

内田康夫さんの『津和野殺人事件』を読みました。山陰の小京都津和野が舞台になっているこの作品ですが、名所として出てくるのは太皷谷稲成神社が中心。せっかくなのでもっといろんな名所を舞台にして欲しかったなぁと思いました。ストーリーの方は私好みの少...
├ ジェフリー・アーチャー

【読書】ジェフリー・アーチャー『嘘ばっかり』

ジェフリー・アーチャーの『嘘ばっかり』を読みました。感想いやぁ、またしてもジェフリー・アーチャーにしてやられました。私はジェフリー・アーチャーの短編集はあまり読まないのですが、この『嘘ばっかり』を店頭で手に取ると、巻末に次回作の冒頭3章まで...
├ 赤川次郎

赤川次郎『花嫁は夜汽車に消える』

赤川次郎さんの『花嫁は夜汽車に消える』を読みました。私にとっては久しぶりの「花嫁シリーズ」です。初期の物に比べ、ちょっと面白みに欠けてきたかなぁと思ってしばらく読んでいなかったのですが、久しぶりに読むとすんなりと入っていけました(その時読ん...
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『朝日殺人事件』

内田康夫さんの『朝日殺人事件』を読みました。感想浅見光彦の母雪江夫人が聞いた「アサヒをよろしく」という言葉を頼りに事件の謎に挑むこの作品ですが、焦点がぼやけてしまっている印象を受けました。最後に謎解きがあるのですが、私としては徐々に事件の核...
├ 東川篤哉

【読書】東川篤哉『密室に向かって撃て!』

東川篤哉さんの『密室に向かって撃て!』を読みました。感想「烏賊川市シリーズ」の2作目になりますが、この話は1番好きかなぁといった話です。改造拳銃の流出方法など、少々無理矢理なところもありますが、トリックについてはよくできていると思います。そ...
├ 内田康夫

内田康夫『はちまん』

内田康夫さんの『はちまん』を読みました。この作品は珍しい試みがされていて、犯人も犯行動機も始めに書かれています。その謎を追う過程で新たな事件が発生し、それを浅見光彦が追っていくという流れなのですが、これが不思議と面白いんですよね。それにして...
├ 東川篤哉

【読書】東川篤哉『密室の鍵貸します』

東川篤哉さんの『密室の鍵貸します』を読みました。感想『謎解きはディナーのあとで』をはじめとしたユーモアミステリを数多く生み出しておられる東川篤哉さんの「烏賊川市シリーズ」の第1作です。このシリーズはすべて持っていて何度か読んだことがあるので...