├ 藤崎翔 【読書】藤崎翔『指名手配作家』 新人賞を受賞したあと、ヒット作を生み出せないでいる小説家の大菅は、ひょんなことから編集社の添島を殺してしまう。追いつめられた大菅は自殺しようと橋の上に向かうが、そこには先客の直美がいた。思わず直美の自殺を止めた大菅は、直美のゴーストライターとして小説を書き、再デビューすることを試みる。 2025.02.12 ├ 藤崎翔
├ 島本理生 【読書】島本理生『2020年の恋人たち』 母を事故で亡くした前原葵は、母が営んでいたワインバーを継ぐ決心をする。日中はこれまでと変わらず会社勤めをし、夜はワインバーで働く生活。同棲をしているにも関わらず、引きこもりになって会話がなくなってしまった彼氏、ワインバーで調理を担当してくれる店員、母の代からの常連客…32歳の葵が選んだ仕事、恋愛、家族とは。「第一回本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞」受賞作品。 2025.02.11 ├ 島本理生
├ 湊かなえ 【読書】湊かなえ『人間標本』 「人間の標本を作りたい」生物学者の榊史朗の父で画家の榊一朗は、勲章を授与された際のパーティーのスピーチでそう発言し、勲章を返還させられた。「人間の標本を作りたい」その思いに駆られた史朗は、実の息子を含む6人の少年の標本を製作。事件の発覚直後、史朗は手記をインターネットに投稿した後警察へ出頭し、一審の死刑判決を受け入れるが… 2025.02.10 ├ 湊かなえ
├ ジェフリー・アーチャー 【読書】ジェフリー・アーチャー『狙われた英国の薔薇 ロンドン警視庁王室警護本部』 ロンドン警視庁のウォーウィック捜査警部らは、王室警護本部による犯罪行為の摘発に向けた準備を進める。そんな時、リビアのテロリストがイギリスに入国するとの情報をキャッチする。水際でテロリストを逮捕し、ウォーウィックの仇敵である美術品窃盗詐欺師のマイルズの協力もあって、テロ行為を防ぐことに成功するが、テロリストの最大の目標はイギリス王室だった。 2025.02.09 ├ ジェフリー・アーチャー
├ 望月麻衣 【読書】望月麻衣『京都寺町三条のホームズ13 麗しの上海楼』 「京都寺町三条のホームズシリーズ」初の海外を舞台にした作品。清貴が向かった先は上海!骨董品店〈蔵〉のオーナーの孫・家頭清貴は、世界的富豪のジウ・イーフェイが開催する企画展『世界至極の美術展』で展示する美術品の真贋を鑑定するために上海へ。しかし、ニューヨークを訪れている清貴の婚約者・真城葵に危害を加えると、脅迫の電話が入る。 2025.02.04 ├ 望月麻衣
├ パトリシア・コーンウェル 【読書】パトリシア・コーンウェル『憤怒』 大統領の暗殺計画を思わせる不審な動きをシークレットサービスがキャッチ。大統領は計画を変更し、ホワイトハウスへ戻る。厳戒態勢が敷かれる中、CIA調査官のレイチェル・スタンウィックが、マイクロ波を照射されて殺害された。奇しくもその頃、レイチェルの姉で裁判官のアニーと、検屍官のケイ・スカーペッタとレイチェルの不倫相手で検事のフラグラーは、同じ裁判に出廷していた。 2025.02.03 ├ パトリシア・コーンウェル
└ 中山七里 【読書】中山七里『棘の家』 クラスでイジメが起きています。中学教諭の穂刈は、生徒から担任するクラスでイジメが起きていることを訴えられるが、事なかれ主義でうやむやな態度を取り続ける。そんな中、穂刈の小学6年生の娘が、イジメを苦にして自殺未遂を図る。妻は加害児童に対する復讐を誓い、息子からは責められ… 2025.01.28 └ 中山七里
├ 下村敦史 【読書】下村敦史『ロスト・スピーシーズ』 アマゾンの奥地に望むものとは?植物学者の三浦は、南米アマゾンの奥地に咲くと言われる、ガンの特効薬になる「奇跡の百合」の採取を目指す、アメリカの大手製薬会社の社員らとともに、アマゾンへ足を踏み入れる。しかし、さっそく2人組の男たちに襲われ、予定外の難航を強いられる。それでも誰1人として引き返すと言い出さないのには、理由があった。 2025.01.27 ├ 下村敦史
▼著者 ハ行 【読書】日野瑛太郞『フェイク・マッスル』 彼はナチュラルなのか、それともユーザーなのか?男性アイドルグループに所属する大峰颯太が、ボディービルの大会で3位に入賞した。専門家は3ヶ月前の大峰の写真と大会での写真を並べ、ドーピングを行わなければ、たった3ヶ月でこれだけの筋肉を手にいれることはできない。大峰は"ユーザー"だとSNSで叩いたが、大峰はドーピングを行っていない"ナチュラル"だと言い切る。 2025.01.26 ▼著者 ハ行
├ 辻堂ゆめ 【読書】辻堂ゆめ『二重らせんのスイッチ』 ある日突然、桐谷雅樹は警察に身柄を拘束された。雅樹にかけられた容疑は殺人。身に覚えのない容疑をかけられた雅樹は困惑するが、防犯カメラの映像、現場に残された血液のDNAなど、出てくるのは雅樹が犯人であることを裏づける証拠ばかり。雅樹のアリバイを証言する人物がいたことで雅樹は解放されるが、何が起きているのだろうか? 2025.01.23 ├ 辻堂ゆめ
└ 近藤史恵 【読書】近藤史恵『胡蝶殺し』 歌舞伎役者の市川萩太郎は、先輩役者の中村竜胆の急逝に伴い、竜胆の息子・秋司の後見人となるが、同い年の実子・俊介よりも秋司の方が才能に勝ることを感じ取る。萩太郎は2人の初舞台『重の井の子別れ』で、俊介ではなく秋司に台詞の多い調姫役をあてる。しかし、初日の前日に秋司がおたふく風邪を罹患。萩太郎が秋司を外して俊介を調姫役にあてたことで、秋司の母との関係がこじれていく。 2025.01.21 └ 近藤史恵
└ 塔山郁 【読書】塔山郁『薬は毒ほど効かぬ 薬剤師・毒島花織の名推理』 薬剤師の毒島花織とホテルマンの水尾爽太が、2泊3日の旅行へ!といっても、2人だけの旅行ではなく、花織と同じ薬局に勤める刑部夢乃が同伴。しかも、水尾は本来行く予定だった花織の同僚の代打…3人が向かった先は、伊豆山中にあるデジタルデトックスとリラクゼーション体験が売りの宿。滞在中ウォークラリーに挑戦した3人は、宿の主人から「幸運の種子」をもらうが… 2025.01.20 └ 塔山郁
├ 藤崎翔 【読書】藤崎翔『お隣さんが殺し屋さん』 専門学校に通うために上京してきた美菜。アパートの隣の部屋に住む雄也に挨拶に行った時に、部屋の中に落ちている銃弾を見つけてしまう。長身でどこか陰がある雄也に一目惚れしてしまった美菜。一方、美菜に銃弾を見つけられてしまったことに焦る雄也…"ビッグ"と呼ばれるその殺し屋は組織きっての凄腕で、暴力団組長の育ての母を振り込め詐欺で騙したグループの殺害を依頼される。 2025.01.19 ├ 藤崎翔
├ 濱嘉之 【読書】濱嘉之『伏蛇の闇網』 中国公安が日本国内に置く「海外警察」の拠点を摘発せよ!警視庁公安部の片野坂は、中国公安が日本国内に置く「海外警察」が、チャイニーズマフィアなどと連携して、大規模詐欺を働いているとの情報を得る。さらに、ロシアによるウクライナ侵攻、パレスチナ問題などを受け、片野坂の部下4人は、それぞれロシア、中国、中東、欧州で情報活動を行う。「警視庁公安部・片野坂彰シリーズ」第6弾! 2025.01.18 ├ 濱嘉之
├ 一色さゆり 【読書】一色さゆり『ルーヴル美術館の天才修復士 コンサバターⅣ』 今回の仕事の場はルーブル美術館!大英博物館でコンサバター(修復士)として一緒に働いたことがきっかけで、独立後も仕事上のパートナーとなったスギモトと糸川晴香。しばらく姿を見せなかったスギモトから届いた手紙で呼び出された先はフランスのルーブル美術館。舞台をイギリスからフランス・パリのルーブル美術館に移して、「コンサバターシリーズ」の第4弾が幕を開ける。 2025.01.17 ├ 一色さゆり
├ 湊かなえ 【読書】湊かなえ『豆の上で眠る』 小学3年生だった万佑子が失踪した。いくつかの手がかりが残されていたが、どれも万佑子の居所には繋がらず、捜索は難航する。2年後、万佑子は神社の鳥居の下で衰弱して倒れていたところを保護されたが、2歳年下で、当時小学1年生だった妹の結衣子は、万佑子を名乗る少女が本当に姉なのか自信が持てない。大学生になっても違和感を抱き続ける結衣子。万佑子は本当に自分の姉なのだろうか? 2025.01.16 ├ 湊かなえ
├ 横関大 【読書】横関大『仮面の君に告ぐ』 「モリさん、目覚めたんですね」病室のベッドの上で目覚めた涌井和紗に、看護師が声をかけてくる。忙しい看護師が名前を間違えたのだろうと思ってベッドの名札をみると、「森千鶴」と書かれていた。違和感を感じて覗き込んだ鏡の中には、初めて見る顔が映っていた。どうやら和紗は1年前に殺害され、同じ時期から昏睡状態に陥っていた千鶴の身体を借りてこの世に戻ってきたらしい。 2025.01.14 ├ 横関大
├ 辻村深月 【読書】辻村深月『名前探しの放課後』 「俺、もしかして過去に戻された?」藤見高校に通う依田いつかが違和感を感じたのは、撤去されたはずの看板が、ショッピングセンターの屋上から見えたことだった。どうやら3ヶ月ほど過去に戻されたらしい。その間、藤見高校から自殺者が出るが、その生徒の名前が思い出せない。いつかは、同じ中学校出身で、自由研究でタイムトラベルについて纏めた坂崎あすなに相談を持ちかける。 2025.01.13 ├ 辻村深月
├ 柚月裕子 【読書】柚月裕子『最後の証人』 「最後にもう1人証人を召喚したいと思います」かつて検事だった佐方貞人は、検事を辞めたあと弁護士として働いていた。今回弁護を引き受けたのは、密室となったホテルの1室での殺人事件の被告。やがて、事件の背後に7年前に起きたある交通事故の影がちらつきはじめる。佐方は、最後にもう1人の証人が法廷で証言してくれるか否かが、この裁判の結果を左右すると考える。「佐方貞人シリーズ」の第1弾! 2025.01.12 ├ 柚月裕子
├ 坂木司 【読書】坂木司『アンと愛情』 ちょっとぽっちゃりで、甘いものに目がないアンこと梅本杏子が、高校卒業後の進路として選んだのは、デパ地下にある和菓子屋の店員。甘いものは好きだけど、和菓子に関する知識を持ち合わせていなかったアンは、毎日が勉強の場。今日も小さな謎がアンの前に立ち塞がるが、自らの努力と他の店員らの助を受けて、1つ1つ乗り越えていく。「和菓子のアンシリーズ」第3弾! 2025.01.11 ├ 坂木司
├ 石持浅海 【読書】石持浅海『扉は閉ざされたまま』 「アル中分科会」大学の軽音楽部の中で、酒好きな6人の集まりにつけられた呼び名だが、大学卒業以来初めての同窓会が開かれることになった。場所は、メンバーの1人の兄の休業中のペンション。再会を分かち合ったその日の夜、伏見が完全犯罪を目論んで新山を... 2025.01.09 ├ 石持浅海
├ 乾くるみ 【読書】乾くるみ『リピート』 「今から約1時間後の午後5時45分に、地震が起きます」突然かかってきた怪しい電話のとおり、午後5時45分に地震が発生した。電話をかけてきた人物は、これまで何回も過去と現在を往復しているため、地震の発生時刻がわかるのだという。そして今回、その... 2025.01.08 ├ 乾くるみ
├ 小路幸也 【読書】小路幸也『娘の結婚』 娘が"紹介したい人"を連れてきたとき、あなたはどんな言葉をかけますか?娘の実希が9歳の時に妻に先立たれてから、男手1つで実希を育ててきた孝彦。実希が孝彦に紹介したいのは、以前住んでいたマンションの隣室の息子・真らしいが、妻同士の関係に何か確... 2025.01.07 ├ 小路幸也
└ 近藤史恵 【読書】近藤史恵『ホテル・ピーベリー』 ハワイ島で日本人夫婦が経営する"リピーターお断り"のホテル〈ピーベリー〉。木崎淳平は、ビザなしで滞在できる最長の期間、3ヶ月を過ごす予定で〈ピーベリー〉を訪れる。宿泊客は日本人ばかり5人。淳平がここでの暮らしに慣れてきた頃、宿泊客の1人がプ... 2025.01.06 └ 近藤史恵