├ 内田康夫 【読書】内田康夫『化生の海』 北海道余市でウイスキーの蒸留所でガイドをしている三井所園子の父・剛史は、五年前金策のために松前へ行くと家を出たあと、石川県加賀市の海で殺害されているのが見つかった。浅見はわずかに残された剛史が生きた痕跡を追って、北海道、北陸、北九州を駆け巡るが、それはかつて北前船が辿った道でもあった。 2020.09.01 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『贄門島』 千葉県大原町で行われるはだか祭りの取材に訪れた浅見は、同業者の平子裕馬と出会う。平子の高校時代の友人が時化の海に単独で漁に出て帰らぬ人になってしまったという。さらに、他にも死亡事故が続いたという。はだか祭りの翌日、浅見は父・秀一が生前海難事故に逢ったときにお世話になった人物にお礼を言うため、美瀬島――別名贄門島――へ渡るが、同行した平子が行方不明になってしまう。 2020.08.30 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『しまなみ幻想』 村上咲枝の母・美和はしまなみ海道の橋の上から転落死した。実家の老舗和菓子屋の経営不振によるノイローゼが原因とみられたが、咲枝は母の死に疑問を抱く。咲枝は平塚亭で浅見と出会うが、その直後に愛媛県新居浜市の山道で車が転落し、女性が死亡した。この女性こそが咲枝の母を最後に目撃した人物であった。この事件を受け、浅見はしまなみ海道へと向かい、咲枝と共に「世界最小の探偵団」を結成する。 2020.08.28 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『中央構造帯』 阿部奈緒美が勤める日本長期産業銀行には「将門の椅子」とよばれる席があり、この席に座った人が相次いで不審死を遂げている。そして、奈緒美が恋した田中誠一が殺害されてしまった。そんな時、奈緒美は大学の同窓生である浅見と出会う。さらに、茨城県の将門川で自殺者が出たが、これらの事件は平将門の呪いによるものなのか? 2020.08.26 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『箸墓幻想』 邪馬台国の研究に生涯を捧げた考古学界の権威小池拓郎が殺害された。その直後、小池が発掘の指揮を執っていたホケノ山古墳から画文帯神獣鏡が見つかった。浅見は小池が寄宿していた当麻寺の住職に依頼され、事件の解明に乗り出す。浅見は小池が残した一通の古い手紙と写真を手掛かりに捜査を進める。 2020.08.24 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『貴賓室の怪人「飛鳥」編』 浅見の元に、日本最大の豪華客船「飛鳥」で、世界一周の取材旅行をするという仕事が舞い込んだが、「飛鳥」では「貴賓室の怪人に気をつけろ」という手紙が浅見を待ち受けていた。寄港地の香港を出航した三日後、浅見と同室で、香港で下船した後行方不明になっていた村田の死体が船内の遺体安置ケースの中で発見される。 2020.08.18 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『秋田殺人事件』 兄・陽一郎からの依頼で秋田県の副知事・望月世津子の私設秘書となった浅見だが、秋田県では県の第三セクターである建設会社が残した膨大な債務と欠陥住宅の問題が吹き荒れていた。世津子の就任と時を同じくして、県庁の職員が不審死を遂げるが、警察は早々に自殺と結論づけてしまう。 2020.08.16 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『ユタが愛した探偵』 暴露雑誌を刊行する会社の社長・風間了が沖縄で死亡しているのが発見された。浅見は風間の会社の社員に依頼されて事件を解き明かすために沖縄へ向かう。風間は生まれながらに霊能力を持つ女性・式香桜里を追って沖縄を訪れたと考えられたが、香桜里は風間とは会っていないと言う。浅見は香桜里の能力の助けを借りつつ、事件の真相に迫る。 2020.08.14 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『氷雪の殺人』 浅見は北海道沖縄開発庁長官の秋元康博と利尻島で密かに面会する。秋元は二カ月前に利尻富士の登山道で東京都の会社員・富沢春之が自殺した件について、事件性がないか調べなおして欲しいと浅見に要望した。浅見が富沢の足跡を辿ったところ、カルチャーセンターに「プロメテウスの火矢は氷雪を溶かさない」というメモを残していたことがわかった。また、恋人の中田絵奈の元には『氷雪の門』という歌が入ったCDが送られていた。 2020.08.12 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『黄金の石橋』 テレビドラマで浅見光彦役を演じている絵樹卓夫の母のところに「金のことを書いた書類はどこだ」と訊ねる電話が繰り返しかかってくるという。軽井沢のセンセから依頼を受けた浅見は、ちょうど取材で訪れるルート上に絵樹の母の家があるということで、簡単に引き受けてしまう。鹿児島に着いた浅見は、『旅と歴史』編集長の藤田から託かった封筒を大学生の緩鹿智美に手渡すが、智美のボーイフレンド・新田翔の父親が殺害され、新田に容疑がかかってしまう。 2020.08.10 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『はちまん』 雑誌『旅と歴史』の取材で信州の中野を訪れたカメラマンの小内美由紀は、自分の名前と同じ名前をもつ小内八幡宮で飯島昭三という老人に出会うが、その後、飯島が秋田県金浦町で殺害されているのが発見される。さらに、美由紀の婚約者の松浦が赴任先の高知で危うく事故に見せかけて殺害されそうになる。 2020.08.08 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『藍色回廊殺人事件』 四国八十八ヶ寺の取材で四国を訪れていた浅見は、祖谷渓で十二年前に発生した殺人事件の話を仕入れる。崖下への転落事故を装ったものだったが、天井に口紅で「殺される」と書かれていたのだという。 2020.08.06 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『鄙の記憶』 地元テレビ局の通信員・久保一義が、「面白い人に会った」と言い残して寸又峡で殺害された。七日後、寸又川にある大間ダムで男性の遺体が発見され、宿泊先のホテルの部屋からは札束が見つかるが、この男は秋田県大曲市の老女強盗殺人の容疑で指名手配されている男だった。 2020.08.04 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『遺骨』 淡路島に向かうフェリーを待つ列の中で浅見が出会った龍満智仁が、東京の自宅近くで何者かに刺されて死亡してしまう。さらに、龍満の部下の田口信雄が足尾で殺害される。 2020.08.02 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『崇徳伝説殺人事件』 天皇家にまつわる怨霊伝説を求めて京都を訪れた浅見は、見知らぬ女性からフィルムを託される。どうやら待ち合わせの相手を間違えたらしい。東京に帰った浅見がフィルムを現像してみると、そこには額を割られた老人の遺体が写っていた。その直後、浅見にフィルムを託した女性が待ちあわせていたと思われるフリーライターの新坂達之が殺害されてしまう。 2020.07.29 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『姫島殺人事件』 浅見が姫島の取材中に出会った本庄屋の息子・属優貴雄が殺害された。属は土産物屋の娘・中瀬古朝子に言い寄っており、浅見にも朝子に手を出すなと脅しをかけていた。さらに、米軍基地移設問題を取材していたカメラマン・浦本智文が水死体で発見され、浅見は姫島へと舞い戻る。 2020.07.27 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『蜃気楼』 富山の薬売りの取材のために富山を訪れた浅見だが、偶然取材を申し込んだ売薬さん・梶川尋助が舞鶴で殺害されてしまう。捜査に進展が見られないのを見かねた浅見は梶川の孫の梶川優子共に事件の真相に挑む。 2020.07.25 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『華の下にて』 京都で殺害されたルポライターの代わりに国際生花シンポジウムの取材で京都を訪れた浅見ですが、新進華道家牧原良毅の秘書中瀬信夫がホテルの部屋で殺害されているのを発見します。浅見は牧原から中瀬の事件を調査して欲しいと依頼され、京都の華道界に潜む謎に迫ります。 2020.07.23 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『記憶の中の殺人』 「墓のことで相談がある」浅見の元へ軽井沢のセンセこと内田康夫から電話があった。死期が迫ってきたのかと喜ぶ(?)浅見だが、内田が持ちかけた相談の内容とは、内田家の墓に花を供えていく謎の人物を突き止めて欲しいというものであった。浅見は隣に建つ財田家の墓に供えられた花が内田家の墓に挿されたと推理するが、一月後、その財田家の当主啓伍が刺殺されてしまう。 2020.07.21 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『イーハトーブの幽霊』 北上川沿いにある“イギリス海岸”で花巻市内に住む郡池充の水死体が見つかった。郡池は頭を殴打された後、川に落とされたらしい。続いて花巻祭りが始まった日の夜、市内を流れる豊沢川で変死体が見つかった。死んでいたのは郵便局長をしている代田聡だった。花巻祭りの取材で花巻市を訪れていた浅見だが、二つの事件は宮沢賢治にまつわる事象が関係していると考え、滞在期間を延ばして事件の捜査に乗り出す。 2020.07.19 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『軽井沢通信』 千葉県市原市で起きた暴力団幹部殺人事件において、強盗殺人の罪で訴追されているK氏は冤罪であるので助けてほしいと被告を守る会のメンバーI氏から内田康夫の元に手紙が届いた。内田は浅見に連絡を取り、事件の再捜査を依頼する。 2020.07.17 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『札幌殺人事件』 札幌にあるプロモート会社の専務・越川春恵は夫で社長の伸夫の様子に疑問を抱いた。その原因として思い当たったのが東京のプロモーター・白井伸吾だった。春恵は以前の職場の同僚・戸田亘に調査を依頼するが、戸田は謎の盗聴テープを残して失踪してしまう。雑誌『旅と歴史』編集長の藤田経由で戸田の失踪事件の捜査を依頼された浅見は札幌へと向かうが、時を同じくして植物園で遺体が見つかる。植物園での事件に何らかの形で白井が関係していると読んだ浅見は札幌での殺人事件の謎に挑むが、その一方で、偶然喫茶店でであった老人から北海道開発における利権の暗闘を暴くよう託される。 2020.07.15 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『沃野の伝説』 「あれはどうなってしまったのかしら?」浅見家の夕餉のテーブルで母・雪江が呟いたのが事件の始まりだった。米穀配給のために各世帯に配布されていた「米穀通帳」なるものがいつの間にか使用されなくなっているというのだ。消えてしまった米穀通帳の行方についての雪江のこだわりは強く、食料卸協同組合の坂本義人に問い合わせる。しかし、その数日後、その坂本の遺体が京浜島の海岸に打ち上げられた。雪江に事件の捜査を命じられた浅見は喜び勇んで警察署に乗り込むが、すでに容疑者は絞り込まれていた。帰宅した浅見を待ち受けていたのは米屋から届いたばかりの米に混じっていたコクゾウムシだった。やがて事件はヤミ米事件へと繋がっていって… 2020.07.13 ├ 内田康夫
├ 内田康夫 【読書】内田康夫『幸福の手紙』 旅行案内書の編集者・中村典子のもとに「不幸の手紙」が舞い込む。その直後、取材先で一緒になった女性週刊誌の記者・長谷が殺害されてしまう。典子が最後に会った時、長谷は北海道で見た「半分の馬」のところで会った人物のことを気にしていたという。 「半分の馬」とは何なのか? 長谷が「半分の馬」を見たのはどうやら北海道でのことだと目星を付けた浅見は、なんとか交通費を捻出して北海道へと飛ぶ。 2020.07.11 ├ 内田康夫