ミステリー

└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『卒業』

女性専用アパートの1室で、牧村祥子が手首を切って死んでいるのが発見された。祥子はカミソリで切った手首を洗面器に入れている状態で見つかったが、床の上には血を拭き取ったあとが残っていた。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『死神のお気に入り 三姉妹探偵団12』

高校で教師をしていた野添春代の継父・広吉は、病院に入院しており、春代に教師を辞めて自分の世話をするようにと迫っていた。そんな春代を見かねた教え子の木下伸子は、広吉の病室に忍び込み、生命維持装置のスイッチを切ってしまった。しかも、その日のうちに、校舎の窓から飛び降り、自殺してしまう。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『クレオパトラの葬列』

大矢、矢島、矢田の3人がはじめた会社〈三矢産業〉は、それぞれ社長、専務、常務の肩書きが付けられているものの、3人が同等の権限を持っており、1人に何かあったとしても、会社経営に影響が出ないはずだった。しかし、矢島が取引先の女社長に溺れ、事態を重く見て東京に駆けつけた大矢までもが、その女性にのめり込んでしまう。そして、最後に残った矢田までもが…パーティーの席で、大家の娘朋子から相談を受けた鈴本芳子は、ホームズやダルタニアン、ルパンらの力を借りて、事態の収拾に乗り出す。
├ 赤川次郎

【読書】東野圭吾『プラチナデータ』

警察庁がDNA捜査システムを完成させた。犯罪現場に残されたDNAをもとに、犯人のプロフィールや風貌をプロファイリングするだけでなく、国民から提出されたサンプルから、その家族や親戚など、極めて狭い範囲まで犯人を絞り込むことができるシステムである。しかし、システムを中心になって開発した天才数学者の蓼科早樹が殺害されてしまう。現場に残されていた毛髪から、DNA捜査システムが導き出したのは、警察庁でシステムをの開発に携わった神楽龍平だった。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『幽霊博物館』

ホラー小説作家、君原治之の自宅で、高木友人が銃殺された。高木は、以前君原と共作で小説を書いていた人物だったが、方向性の違いから、現在は別々に執筆活動を行っていた。偶然、君原宅に居合わせた、警視庁捜査一課の宇野警部と、宇野の恋人永井夕子は、事件捜査にあたる。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『百年目の同窓会』

ある日突然、普通の主婦が「自分はメアリだ」と言い出した。さらに、身元不明で保護された女性はエリザベスと名乗り、アニーと名乗る女性まで…これら3人が名乗っている名前に共通するのは、約100年前のロンドンを恐怖に陥れた「切り裂きジャック」の被害者の名前だった。鈴本芳子は、ホームズらの力を借りて、残る2人の被害者を名乗る女性を探し始めるが、アニーを名乗っていた三原冴子が、首をナイフで裂かれて殺害される。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『死が小径をやってくる 三姉妹探偵団11』

佐々本三姉妹の父親が例のごとく海外出張に出かけたあと、叔母の宮本加津代が見合い話を持ってやって来た。ターゲットはなんと、中学3年生の三女・珠美!しかも、相手は40歳の西崎敦夫だった。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『愛情物語』

将来を嘱望されるバレリーナ仲道美帆は、生まれて間もなく親に捨てられ、仲道治子に育てられた。16歳になった美帆は、まだ見ぬ親に会うため旅に出る。手がかりは、毎年誕生日に贈られてくる花束の発送元である花屋だけ…
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『華麗なる探偵たち』

大金持ちの令嬢鈴本芳子は、20歳の誕生日に、父の遺産数億円を受け継ぐ予定だった。しかし、薬で眠らされ、気がつくと精神病院に閉じ込められていた。病院の9号棟では、自分が歴史上の人物だと思い込んでいる患者たちが暮らしていた。エドモン・ダンテスが掘った抜け穴を使って病院を抜け出し、自宅に帰った芳子だが、食料の貯蔵庫で叔父の鈴本志郎が殺害されていた。芳子はホームズやダルタニアンらの力を借りて、事件の謎に挑む。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『幽霊社員』

Kプランニングに勤める野崎佐知子が残業を終えて会社を出た頃、社長夫人である三谷文代が殺害された。社長の三谷雄治と不倫関係にあった佐知子に疑いの目が行くが、佐知子が会社を出る時、営業のセクションに残っていた男性と背中越しに挨拶を交わしていた。しかし、誰に聞いてもその時残業していたという人物がわからない。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『三姉妹探偵団10 父恋し篇』

前作『三姉妹探偵団9 青ひげ篇』でオーストリアを訪れた佐々本三姉妹と国友刑事は、そのままスイスのムルテンを訪れる。そこでは、20年ほど前、現地に駐在中だった会社員・水科和也と現地の女性の子・ルチアが飲食店を一人で切り盛りしていた。水科は、女性を殺害した疑いで日本国内を逃亡していたが、1年ぶりに帰った自宅で、死期が迫った母・カチアからの手紙を読み、ルチアの存在を知る。ルチアに会うためにスイスへ向かった父のあとを追って、娘の梨香もスイスへ向かう。
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『回廊亭殺人事件』

一ヶ原高顕の秘書・桐生枝梨子は、半年前、回廊亭と呼ばれる旅館で、首を絞められて気絶したあと、部屋に火を放たれて瀕死の重傷を負った。枝梨子の恋人・里中二郎による無理心中とみられたが、枝梨子は真犯人に復讐するため、病院を抜け出して偽装自殺を図った。そして、一ヶ原高顕の死後、高顕と繋がりのあった老人・本間菊代になりすまして、高顕の遺書が公表される回廊亭へと戻ってきた。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『振り向いた悪魔』

矢吹由利子と弘野香子が駅の通路を歩いていると、「助けて!」という少女の声が聞こえた。あたりを見回すと、中年の女性が倒れていて、そのそばにしゃがみ込んだ少女が助けを求めていた。由利子と香子はさっそく救急車を呼び、女性を病院へ運び込む。女性は栄養失調が原因だったが、内臓も痛めており、入院することに。
└ ダン・ブラウン

【読書】ダン・ブラウン『オリジン』

宗教象徴学者のラングドン教授は、教え子であり友人でもある未来学者・エドモンド・カーシュの科学上の重大な発見に関する発表会に招待された。発表内容は、人類の永遠のテーマである、「われわれは、どこから来たのか? われわれは、どこへ行くのか?」という人類最大の謎を解き明かすものだという。しかし、発表会の最中、カーシュは観客に紛れ込んだ暗殺者の手によって殺害されてしまう。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『女社長に乾杯!』

経営不振の会社「尾島産業」が倒産した。経営状況を改善させるために、会社幹部が仕組んだ偽装倒産だったが、会社の再建のために乗り込んできた富菱銀行の大畑が新社長に指名したのは、19歳のお茶くみ桑田伸子だった!
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『流行作家殺人事件』

流行作家の牛田竜介は、誰もその姿を見たことがないという、謎に包まれた作家だった。その牛田の家で編集者の山形が殺害され、牛田の仕事場からは血痕が発見された。しかも、牛田は行方不明になってしまう。現場に呼ばれた警視庁捜査一課の名物警部大貫と部下の井上、そして井上の恋人の向井直子が捜査を開始する。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『とりあえずの殺人』

母は泥棒、長男は殺し屋、次男は弁護士、長女は詐欺師、三男は刑事という、早川家シリーズの第3段です。前作『やり過ごした殺人』で加わった、三男・正実の妻リル子も加わって、さらに賑やかになった早川家ですが、今回は長男・克巳が殺しの現場を女子大生田所江美に目撃されるところから物語が始まります。
├ 東川篤哉

【読書】東川篤哉『居酒屋「一服亭」の四季』

求職中の君鳥翔太は、母のつてを辿って貿易会社の創設者・磯村光一郎の家を訪れた。某大手出版社の編集長を紹介してもらったまでは良かったが、翌朝、磯村が目を掛けている画家・杉本里佳子が住む山小屋を訪れたところ、小屋の中には里佳子の胴体だけが転がっていた。しかも、駐在所に行って警官を連れて戻ると、その胴体すらも消え失せており、近くの滝の中ですべてのパーツが揃った状態で発見された。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『幽霊劇場』

「殺してやるからね!」レストランの中に、甲高い女性の声が響き渡った。偶然、そのレストランに居合わせていた、警視庁捜査一課の宇野警部と、恋人の永井夕子が声の主を確認すると、女優の吉川真帆がいた。その日のTVドラマの収録で上手く言えなかった「殺してやるからね!」という台詞の言い方を、思いついたのだと言う。真帆は今度出演する舞台の稽古に入っていたが、その舞台に出演予定の女優の卵・田村里沙のバイト先で、バイト仲間が刺殺されてしまう。
├ 東川篤哉

【読書】東川篤哉『純喫茶「一服堂」の四季』

村崎蓮司は講談社ならぬ放談社の〈週刊未来〉の記者。遠い親戚の緑川静子に呼ばれて鎌倉の屋敷を訪れると、静子から夫・隆文の浮気調査を依頼された。隆文が仕事のために籠もった離れを監視していたが、翌朝になって隆文は、離れの中で十字架に縛り付けられて絶命していた。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『国境の南』

来日中のアメリカ副大統領ジョン・グレイが、SPの目を盗んで宿泊先のホテルから姿を消した。グレイが乗ったタクシーを突き止め、急行したSPたちだったが、高級住宅街の中の邸宅内で拳銃を手にしたグレイが発見される。家の中には、2人の男女が死んでいた。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『三姉妹探偵団9 青ひげ篇』

出張に出かける父を見送るため、佐々本三姉妹の次女・夕里子と三女・珠美は成田空港へ行くが、珠美は人混みの中で長女・綾子が男性と2人で歩いているのを見かける。綾子が「ウィーンは寒いでしょうね」と言っていたのが聞こえたため、夕里子と珠美は、夕里子の恋人で刑事の国友とともにウィーンへ向かう。さらに、夕里子らのあとを3人の女性が追いかけていた。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『やり過ごした殺人』

母は泥棒、長男は殺し屋、次男は弁護士、長女は詐欺師、三男は刑事という、「早川家シリーズ」の第2作です。今回は、前作『ひまつぶしの殺人』で早川家に加わった次男・圭介の妻岐子も登場します。映画『オーシャンズ11』でも、第2作の『オーシャンズ12』では1人加わって12人になりましたが、それに似てますね。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『迷子の花嫁』

塚原亜由美の先輩、前田小夜子が結婚することになった。結婚式の2日前、友達たちとぱーっと盛り上がったまでは良かったのだが、朝起きると見知らぬ部屋のベッドの上で、裸になっていた。しかも、隣にはカッと白目をむいて、苦悶の表情を浮かべる男性の死体が…今回のことを口外しないと約束させられて、その場をあとにした小夜子だったが、結婚式当日、式場で亡くなったはずの男性を見かける。