ミステリー

├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『吸血鬼は炎を超えて』

フォン・クロロックと娘のエリカ、エリカの友人橋口みどりと大月千代子は、クロロックの取引先の新社屋完成披露パーティに出席するが、パーティーの最中、下階で火事が発生する。さらに、クロロックの敏感な鼻は、血の臭いを嗅ぎつけていた。
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『さまよう刃』

長峰重樹の娘・絵摩は、花火大会の夜に少年たちに暴行目的でさらわれ、薬物によってショック死した。その長峰の元に、暴行した少年の1人は伴崎敦也だとの密告電話が入る。長峰は伴崎の部屋に忍び込み、絵摩が暴行される様子を映したビデオを目にする。その最中、帰宅した伴崎を台所にあった包丁でめった刺しにしてしまう。さらに、もう1人の少年が菅野快児で、長野のペンションに潜んでいるとの密告電話が長峰の元にかかってくる。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『恋愛届を忘れずに』

安永恭子は、課長の峰島と専務の山村から、会社を救うために重要書類を先方に届けて欲しいと依頼される。しかし、秘書から書類を受け取った食堂で、一瞬目を離した隙に書類を盗まれてしまった。慌てて食堂から出た恭子は、似た恰好をしていた大学生の吉原和司を捕まえるが、別人だとわかって愕然とする。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『三毛猫ホームズの暗闇』

片山らが乗っていた長距離バスがトンネルの崩落事故に巻き込まれ、トンネルの中に閉じ込められてしまった。バスには、恋人を殺害して逮捕された八木沢勇の母と妹と、殺害された永田こずえの母と兄が乗り合わせていた。
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『夜明けの街で』

不倫する奴なんて馬鹿だと思っていた渡部は、ひょんなことから会社に派遣されてきた女性・仲西秋葉と恋に落ちた。秋葉もまた、もし結婚相手が浮気したら殺すと豪語していたが、2人の仲は急速に接近していく。
▼著者 ア行

【読書】市川憂人『ジェリーフィッシュは凍らない』

航行試験中の新型気曩式浮遊艇ジェリーフィッシュが山岳地帯に不時着。乗員6名はいずれも他殺体で発見された。マリア・ソールズベリー警部と九条漣刑事のコンビが捜査にあたる。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『三世代探偵団 春風にめざめて』

画家の天本幸代、幸代の娘で女優の文乃、文乃の娘で高校生の有里。天本一家が往年の大女優・沢柳布子が主演する映画のプレミア上映会のレッドカーペットを歩いていたところ、見物客の人垣が一部崩れ、少女が下敷きになってしまった。少女は両親を亡くし、高校1年生の時に目をかけてもらった教師・宮里修を頼って東京に出てきたが、訪ねたアパートではアダルトビデオの撮影が行われており、そこで指示を飛ばしていたのが宮里だった。
└ 米澤穂信

【読書】米澤穂信『ボトルネック』

高校1年生の嵯峨野リョウは、2年前に事故死した恋人・諏訪ノゾミを弔うために、福井県の東尋坊を訪れた。転落防止の鎖から身を乗り出して崖下を覗いているうちに、ノゾミの声が聞こえた気がした。次の瞬間、リョウは宙へと投げ出されていた。リョウが目覚めたのは、東尋坊ではなく、地元金沢の河川敷のベンチだった。
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『マスカレード・ゲーム』

警視庁の稲垣管理官が、管内で発生した3件の殺人事件に共通点が多いことに気がついた。被害者はいずれも正面から刃渡り15cm前後のナイフで刺されているだけでなく、前科のある者たちだった。そのうちの1件の事件の関係者が、ホテル・コルテシア東京へ向かった。さらに、残り2つの事件の関係者も、続々とホテル・コルテシア東京に集結してくる。交換殺人ならぬローテーション殺人の可能性を感じとった新田係長らは、ホテル・コルテシア東京へ向かう。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『殺し屋志願』

女子高生の新谷みゆきは、満員電車の中で30代半ばと思われる男性と乗り合わせた。小さな駅で電車が扉を開いたとき、男性が「アッ」と声をあげ苦しみはじめた。次の駅で男性とともに電車を下りたが、男性は背中をナイフで刺されていた。男性は鳴海という名の殺し屋で、駅のベンチに座りながらなぜこんなことになったかを語りはじめた。
├ 湊かなえ

【読書】湊かなえ『Nのために』

都内の高層マンションの1室で、野口貴弘、奈央子夫妻が死亡しているのが発見された。現場にいたのは、夫妻の友人の杉下希美と安藤望、レストランの出張サービスの成瀬慎司、花屋を装って部屋を訪ねてきた西崎真人の4人。貴弘が包丁で奈央子を殺害し、その貴弘を西崎が燭台で殴り殺したとして事件は処理され、西崎は懲役10年の刑に服した。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『ドラキュラ記念吸血鬼フェスティバル』

〈E社グループ記念イベント〉の開催が迫るなか、イベントに参加予定だったクリフ山口が麻薬所持で捕まった。イベントを担当する広告代理店では急遽代わりのプランを模索するが、生野が提案した〈ドラキュラ生誕五百年記念フェスティバル〉が通る。このイベントにぴったりの人物として、フォン・クロロックに白羽の矢が立てられる。
├ 宮部みゆき

【読書】宮部みゆき『レベル7』

大手保険会社の電話駆け込み寺である「ネバーランド」のスタッフを務める真行寺悦子が、「ネバーランド」で知り合って、友人とも言える関係になった高校生・貝原みさおが失踪した。みさおの母親は、みさおから無事でいると電話があったと落ち着き払っているが、悦子は不審を抱き、みさおの行方を独自に追いかける。
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『真夏の方程式』

小学5年生の柄崎恭平は夏休みを過ごすために、1人で親戚がやっている旅館へ。その道中、物理学者の湯川学と知り合う。旅館がある玻璃ヶ浦は、海底に眠る鉱物資源の採掘を巡って揉めていた。湯川はその採掘調査に関する説明のため、玻璃ヶ浦を訪れていた。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『親しき仲にも殺意あり』

平田結美と森口容子は幼稚園の時からの大の仲良し。しかし、刑事になった容子に対して、結美の職業は組織の暗殺者。容子は部下の北川とともに、大学の同級生・佐々木恭一の警護を任されるが、その佐々木の命を、結美が組織からの命を受けて狙っていた。
└ 東野圭吾

【読書】[オススメ]東野圭吾『秘密』

杉田直子は小学5年生の娘・藻奈美を連れて、従兄の告別式に参列するため、スキーバスで故郷を目指した。しかし、そのスキーバスが崖下に転落。直子が身を挺して守った藻奈美だけが生き残った。病院に駆けつけた平介の前で藻奈美が目を開けたが、藻奈美の身体に宿っていたのは、死んだはずの直子の魂だった。
├ 阿津川辰海

【読書】阿津川辰海『透明人間は密室に潜む』

全身が透明になってしまう病「透明人間病」がまん延。国内で約10万人、全世界で約700万人の発症が確認される中、透明人間病を患う内藤彩子は、川路昌正教授の殺害を計画する。川路教授は従来の透明人間を不完全かつ決められた色で再現する薬に代わる、透明人間を完全に元の状態に戻す新薬の開発を進めていた。
├ 今村昌弘

【読書】今村昌弘『兇人邸の殺人』

大学のミステリ愛好会に所属する葉村譲と剣崎比留子は、"廃墟テーマパーク"の中に建つ〈兇人邸〉へ潜入する。しかし、その兇人邸には殺人鬼が住んでいたうえ、葉村たちは邸内に閉じ込められてしまう。そして1夜が明けると、邸内には首のない死体が残され、比留子の姿は消えていた。
└ 中山七里

【読書】中山七里『さよならドビュッシー』

高校の音楽科に入学が決まっていた香月遥は、家族が留守の日に、従弟の片桐ルシアとともに祖父が暮らす別棟に宿泊した。しかし、深夜に出火。祖父とルシアは焼死し、遥も重度の火傷を負ってしまった。全身に皮膚移植を施した遥はなんとか松葉杖を使って歩けるまでに回復し、高校への通学も開始する。
└ 米澤穂信

【読書】米澤穂信『愚者のエンドロール』

折木奉太郎たち古典部4人は、2年F組の入須冬美に依頼されて、2年F組が文化祭で上映予定のビデオ映画の試写会に参加する。しかし、ビデオは第1の被害者が殺害されたところで終わっていた。なんでも、脚本を担当した本郷真由が途中で心身を病んで降板。誰も続きを書けないでいるという。冬美は、奉太郎たち4人に、ストーリーの完成を依頼してきた。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『三毛猫ホームズの好敵手』

飯田康男と河原茂の2人は小学生の時からのライバル。同じ中学、高校、大学へ進み、常にトップを争ってきた。就職するときになって、はじめて別の道を歩んだ2人だったが、飯田は社長になり、勤めた会社が倒産した河原を社員として雇った。その飯田の会社の社長室で、飯田の妻・咲子が殺害されてしまう。
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『変身』

成瀬純一は不動産屋で拳銃強盗に遭遇し、少女をかばって頭に銃弾を受けた。純一は世界初となる脳移植手術を受けて意識を取り戻すが、性格や興味の対象が事件以前と変わっていることに気づく。さらに、脳のドナーとなった人物の遺族にも会いに行くが、その人物の性格とも異なることに違和感を感じる。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『吸血鬼心中物語』

怪奇映画愛好会に所属する武山めぐみと本間邦広が公園でデートをしていると、近くの川で心中騒ぎが起きた。その最中、めぐみにバッグを預けた女性が全身ずぶ濡れになって戻ってきた。後日、文化祭のゲスト探しをしていためぐみと邦広は、フォン・クロロックと出会う。その時、クロロックが話していた相手が、心中騒ぎの時にめぐみにバッグを預けた女性だった。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『セピア色の回想録 – 杉原爽香49歳の春』

杉原爽香が懇意にしている往年の大スター・栗崎英子が、爽香の誕生日パーティを開くと言い出した。しかも、91歳の大女優は、あと1年生きられるかどうかわからないので、1年早い爽香の50歳を祝う会にするというのだ。一方、経済界の大物・三田村朋哉が回想録を書くと言い出した。その中に、杉原爽香を登場させるというのだが、三田村家の人々は、誰も爽香のことを知らない。さらに、爽香の娘・珠実の担任・里谷美穂は、学校の秘密を知ってしまったが故に、命を狙われる。