├ 伊坂幸太郎 【読書】伊坂幸太郎『グラスホッパー』 鈴木は妻を遊び半分に車で轢き殺した犯人に仕返しするため、犯人の父親・寺原が社長を務める会社に契約社員としてもぐり込むが、復讐のために入社したのではないことを証明するため、人を殺せと命じられる。しかし、その場に立ち会う予定だった寺原の息子が道路に突き飛ばされて死亡する。鈴木は寺原の息子を突き飛ばした〈押し屋〉を尾行するが… 2023.04.24 ├ 伊坂幸太郎
└ 森博嗣 【読書】森博嗣『四季 夏』 13歳になった天才科学者・真賀田四季は、愛知県沖に浮かぶ妃真加島に、研究所の建設を始める。四季は叔父の新藤清二と遊園地に出かけるが、そこで美術品泥棒に誘拐されてしまう。事なきを得た四季は、自称科学者の瀬在丸紅子の生き方に興味を持ち、新たなものを望むようになる。 2023.04.23 └ 森博嗣
└ 中山七里 【読書】中山七里『もういちどベートーヴェン』 司法試験をトップで合格した岬洋介は、座学4ヶ月、実務12ヶ月からなる司法修習生の修習を行うため、埼玉県和光市司法研修所に入所した。寮の隣の部屋に入居した天生高春とは、修習を受けるグループも同じになり、一緒に行動する機会が増える。天生は岬をクラシックコンサートに誘うが、岬は途中で席を立ってしまう。検察での実習の中で、絵本作家の夫を絵本画家の妻が殺害した事件に出会うが、岬は起訴内容に疑問を抱く。 2023.04.22 └ 中山七里
└ 森博嗣 【読書】森博嗣『四季 春』 透明人間の〈僕〉は、病院の一室に幽閉されている。病室に時々遊びに来てくれる女の子・四季には、僕の姿が見えるという。四季は5歳になるまでに英語とフランス語をマスタし、5歳になると大学の図書館にこもって本を読みあさるようになった。僕が入院する病院で、看護師が殺害される事件が発生するが、四季は犯人がわかったという。 2023.04.21 └ 森博嗣
└ 中山七里 【読書】中山七里『ヒートアップ』 人間の破壊衝動と攻撃本能を呼び起こし、どんな臆病者も人間兵器に変えてしまう悪魔のクスリ〈ヒート〉。開発した製薬会社の国内研究所は消滅したものの、市場では若年者向けに流通が続いていた。厚労省麻薬取締官の七尾究一郎は、広域暴力団宏龍会のナンバー3・山崎岳海と手を組んで、〈ヒート〉の撲滅を目指す。しかし、〈ヒート〉の売人・仙堂寛人が隠れ家で殺害され、現場からは七尾の指紋が残された凶器が発見される。 2023.04.18 └ 中山七里
└ 米澤穂信 【読書】米澤穂信『王とサーカス』 新聞社を辞めてフリーのジャーナリストに転身した太刀洗万智は、海外旅行特集の事前取材のため、ネパールへ向かう。現地で知り合った少年・サガルに案内されて、首都カトマンズの街を取材していたところ、国王崩御の知らせが入る。国王は宮中晩餐会で皇太子によって暗殺され、王家の死者の数は6名とも8名とも12名とも言われるなど、混乱を極める。さらに、この事件を取材するために万智が接触した軍の准尉・ラジェスワルが殺害されてしまう。 2023.04.17 └ 米澤穂信
└ 森博嗣 【読書】森博嗣『赤緑黒白』 マンションの駐車場で、赤井寛の遺体が発見された。赤井は近距離から銃で撃たれており、遺体は赤のスプレーで塗装されていた。数日後、今度は赤井の恋人・田口美登里が絞殺され、緑に塗装される。同じ頃、市立美術館では関根朔太の特別展が開かれ、警察は厳戒態勢で警備にあたる。 2023.04.16 └ 森博嗣
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『三毛猫ホームズと炎の天使』 地震による崩落事故で、7人の男女が洞窟に閉じ込められた。空気が薄くなって、意識がもうろうとしてきたとき、1人が過去に人を殺したと、告白をはじめた。幸い、7人は救出されたものの、そのうちの1人・仲間千枝が刺殺され、さらに、小泉昭男が轢き逃げにあって死亡する。 2023.04.15 ├ 赤川次郎
├ 歌野晶午 【読書】歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』 〈何でも屋〉ならぬ〈何でもやってやろう屋〉を自称する成瀬将虎は、地下鉄の駅で飛び込み自殺を図った女性・麻宮さくらを救う。また、同じフィットネスクラブに通う久高愛子から、おじいさん・隆一郎の事故について相談を受ける。隆一郎は健康食品や羽布団などを売りつける悪徳会社・蓬莱倶楽部に散々金を巻き上げられた上、保険金をかけられて、轢き殺されたと言うのだ。 2023.04.13 ├ 歌野晶午
└ 中山七里 【読書】中山七里『ラスプーチンの庭』 腎臓疾患で入院している警視庁の刑事・犬養隼人の娘・沙耶香と同じフロアに、慢性糸球体腎炎で入院する庄野祐樹がいた。祐樹は病院での治療をやめ、民間療法に切り替えたが、1ヶ月後に死亡した。祐樹の葬儀に参列した犬養と沙耶香は、祐樹の身体に無数の痣があることに気づく。半月後、公園の木で首を吊っている女性の死体が発見される。女性は癌で闘病しており、覚悟の自殺だったが、この女性の身体にも無数の痣が残されていた。 2023.04.12 └ 中山七里
└ 森博嗣 【読書】森博嗣『朽ちる散る落ちる』 土井超音波研究所の閉ざされた地下室の扉が開かれた。中から鍵がかけられた地下室の隅には、瓦礫の上に投げ出されたような死体が。死体の状態は、ビルの6階くらいから落ちたときのものだというが…一方、瀬在丸紅子は、数学者の小田原長治の紹介で訪ねたN大の周防教授から、NASAが打ち上げたシャトルの乗員4人全員が殺害されていた事件の話を聞く。 2023.04.10 └ 森博嗣
├ 伊坂幸太郎 【読書】伊坂幸太郎『アヒルと鴨のコインロッカー』 大学進学のためにアパートに引っ越してきた椎名は、隣の部屋に住む長身の男性・河崎と出会う。河崎は初対面だというのに、椎名に「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかける。そして決行当日、椎名は河崎が運転する車に乗って本屋へ。椎名に与えられた仕事は、モデルガンを持って裏口を見張ること。そして、ボブ・ディランを2回歌うごとに裏口のドアを足で蹴飛ばすこと。 2023.04.09 ├ 伊坂幸太郎
└ 中山七里 【読書】中山七里『魔女は甦る』 国道沿いの集落から1kmほど離れた沼地で、元製薬会社の研究員・桐生隆の死体が発見された。桐生の死体は八つ裂きにされた上、カラスが群れで食い荒らしたあとだった。警察庁の宮條貢平は、ちまたに流出している麻薬〈ヒート〉が関係しているのではないかと、埼玉県警の刑事・槇畑啓介と組んで捜査にあたる。〈ヒート〉を使用した少年による、一家五人殺し、都心での無差別殺人、高校での銃乱射事件が起きていた。 2023.04.08 └ 中山七里
├ 小路幸也 【読書】小路幸也『春は始まりのうた マイ・ディア・ポリスマン』 宇田巡巡査が勤務する東楽観寺前交番の周辺で、おばけに荷物を盗られる案件が立て続けに発生した。後日、盗られた荷物は交番に届けられるなどするのだが、宇田はおばけの正体に頭を悩ます。一方、宇田と付き合っている楢島あおいは高校を卒業し、プロの漫画家としての道を歩み始める。 2023.04.06 ├ 小路幸也
└ 森博嗣 【読書】森博嗣『捻れ屋敷の利鈍』 保呂草潤平は、美術品鑑定士として、熊野御堂譲の屋敷を訪ねた。熊野御堂家の敷地の中には、メビウスの帯状の建築物、通称〈捻れ屋敷〉があった。しかし翌朝、捻れ屋敷を構成する部屋の1つで、男性の遺体が発見されるが、捻れ屋敷の入り口は施錠されていた。また、別の部屋に飾られていた美術品〈エンジェル・マヌーヴァ〉が持ち去られていた。さらに、熊野御堂も敷地内のログハウスの中で絞殺されているのが発見される。しかも、ログハウスの入り口は内側からセメントで固められていた。 2023.04.04 └ 森博嗣
▼著者 カ行 【読書】倉知淳『星降り山荘の殺人』 開発業者が新しく買い取ったオートキャンプ場の宣伝のために、スターウォッチャーの星園詩郎、作家の草吹あかね、UFO研究家の嵯峨島一輝ら9人が、雪に閉ざされた山荘に集められた。しかし、一夜明けると開発会社社長・岩岸豪造が殺害されているのが発見された。星園は付き人の杉下和夫とともに、事件を推理する。 2023.04.03 ▼著者 カ行
└ 中山七里 【読書】中山七里『ヒポクラテスの憂鬱』 埼玉県警のホームページの掲示板に、 全ての死に解剖が行われないのは、私にとって好都合である。 埼玉県警は今後県下で発生する自然死・事故死において、そこに企みが潜んでいないかどうかを見極めるがいい。という書き込みが行われた。投稿者の名前はコレクター(修正者)。この書き込みを受けて解剖事案が急増。人員と予算が逼迫していく。 2023.04.02 └ 中山七里
└ 中山七里 【読書】中山七里『カインの傲慢』 東京都練馬区の緑地の中で、少年の遺体が発見された。少年は開腹されており、肝臓が取り出されていたことから、〈切り裂きジャック〉の事件を担当した犬養隼人に招集がかかる。少年は中国の貧困地域に住んでおり、養子縁組という名目で日本に連れてこられていた。さらに、貧困家庭で育つ少年が、臓器を摘出された状態で殺害されているのが発見される。 2023.03.31 └ 中山七里
└ 森博嗣 【読書】森博嗣『六人の超音波科学者』 瀬在丸紅子と小鳥遊練無は、6人の超音波科学者が集う土井超音波研究所のパーティに招待される。しかし、2人を送り届けた保呂草潤平の車のバッテリが上がってしまい、手間取っているうちに研究所に通じる唯一の道にかかる橋が爆破されてしまう。橋が爆破されたときに対岸に渡っていた祖父江七夏刑事が合流するが、6人の科学者のうちの1人であるファラディが殺害されてしまう。 2023.03.30 └ 森博嗣
└ 森博嗣 【読書】森博嗣『恋恋蓮歩の演習』 保呂草潤平と香具山紫子は、仕事のために世界一周中の豪華客船ヒミコに乗船する。さらに、2人を見送りに来た瀬在丸紅子と小鳥遊練無も、下船しそこなって船の中に。ヒミコにはスイートルームが3つ。そのうちの1つを使用する鈴鹿幸郞が商談のために持ち込んだ、関根朔太の自画像が何者かに盗まれてしまう。さらに、別のスイートルームで銃声がしたあと、乗客の羽村怜人が海へ転落してしまう。 2023.03.28 └ 森博嗣
└ 米澤穂信 【読書】米澤穂信『巴里マカロンの謎』 小鳩常悟朗と小左内ゆきは、名古屋に新しくオープンした洋菓子店へ行く。2人は紅茶と3つのマカロンがセットになった〈ティー&マカロンセット〉を頼むが、目を離しているうちに小左内の皿の上に置かれたマカロンが4つに増えていた!小鳩と小佐内はマカロンを前に、犯人と目的を推理する。 2023.03.27 └ 米澤穂信
├ 小路幸也 【読書】小路幸也『マイ・ディア・ポリスマン』 小学3年生まで暮らした町にある交番・東楽観寺前交番に赴任してきた宇田巡巡査。宇田が交番の前で立番をしながら同級生で東楽観寺の副住職・木村行成と話をしていると、女子高生の楢島あおいが、漫画のモデルにするため写真を撮りたいと言ってきた。写真撮影に応じてあおいを見送ると、木村が座るベンチの上に、女物の財布が残されていた。 2023.03.25 ├ 小路幸也
└ 森博嗣 【読書】森博嗣『魔剣天翔』 小鳥遊練無の先輩・関根杏奈が出演する航空ショーの最中、2号機を操縦する西崎勇輝が背中を撃たれた。操縦士を失った2号機は3号機と接触して墜落。西崎以外の乗員3名は機外へ脱出して難を逃れる。一方、探偵の保呂草潤平は、ジャーナリストの各務亜樹良から、杏奈の父で画家の関根朔太が所有しているといわれる美術品〈エンジェル・マヌーヴァ〉を手に入れたいと依頼される。 2023.03.21 └ 森博嗣
└ 米澤穂信 【読書】米澤穂信『秋期限定栗きんとん事件』 同じ小市民を目指していたが、別々の道を歩むことにした小鳩常悟朗と小左内ゆき。やがて、小鳩には中丸十希子、小左内には瓜野高彦という彼女、彼氏ができる。瓜野は船戸高校新聞部の1年生。毎月発行する〈月報船戸〉に、学校外の出来事も取り入れようと提案するが、部長の堂島健吾に潰される。そんな矢先、〈月報船戸〉にコラムを載せることになり、瓜野は市内で発生している連続放火事件を取り上げることに成功する。 2023.03.19 └ 米澤穂信