米澤穂信さんの『夏期限定トロピカルパフェ事件』を読みました。
あらすじ
小市民として日々を平穏に過ごすことを目指す高校2年生・小鳩常悟朗は、同じく小市民を目指す小左内ゆきから、〈小左内スイーツセレクション・夏〉と題した地図をもらう。
そして、夏休みの間に、ゆきがピックアップしたベスト10スイーツを制覇すべく駆け回る。
一方、小鳩の友人・堂島健吾は、川俣さなえが悪い仲間に引き込まれたと、妹のかすみから相談を受けていた。
感想
「小市民シリーズ」の2作目です。
米澤穂信さんの作品らしく、日常のちょっとした謎を解き明かしていくストーリーと思いきや、最後にとんでもない展開が!
それまでの小さな出来事に、伏線が隠されていただなんてと驚きましたが、『Iの悲劇』を読んだあとだからか、これが本当の米澤穂信さんのスタイルなのかもと、思えてきました。
最後は、小鳩くんよりも先に謎を解いてしまったので、謎解きの時間が長く感じられてしまいましたが、それはご愛敬。
ただ、最後の最後に2人が出した結論については、今後どうなるのかなぁと、心配に…
現時点で続編が2作出ているようなので、どんなストーリーになるのか今から楽しみです。
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