東野圭吾『ブルータスの心臓』

東野圭吾さんの『ブルータスの心臓』を読みました。

 

 

MM重工のロボット技術者・末永拓也は、次期社長と言われる専務の仁科敏樹の娘・星子の婿候補の1人に挙げられていた。
しかし、星子に近づくために使った雨宮康子と男女の関係にあった。
康子は拓也に子供を妊娠したと告げるが、康子には他にも2人の社員と関係があった。
3人は康子を殺害する計画を立て、実行する。
完璧なアリバイを用意したはずだったのだが、最後の最後に大きな歯車が狂ってしまう。

最後の最後まで何が起きているかわからない作品です。
完璧なはずの計画が、どこで狂ってしまったのか。
プロローグに出てくるロボットの事故がどう絡んでくるのか…
わからないことだらけなのですが、だからと言って、本を投げ出したくなるような気持ちにもならず、最後までしっかりと読ませてくれる、そんな作品になっています。

テレビドラマ化されたようですが、この作品も映像化に向いた作品だと思います。
特に、最後の部分は映像化を意識して書かれたのではないかと思ってしまうような展開。
頭の中で場面を想像するのも良いのですが、映像化されたものも見てみたいなぁという気持ちになりました。

 

 

 

 

 

 

過去の「東野圭吾」記事

 

 

 

 

 

 

 

にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村

 

coralの読書記録 - にほんブログ村

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました