私も闘牛士になりたいの――
見習い闘牛士の兄・大輔が大技に失敗して命を落とした。
大輔は生前「取り返しがつかなくなる前に、闘牛界から身を引く準備はしておいたほうがいい」と、正闘牛士のカルロスに言っていたらしい。
カルロスの闘牛に魅せられた妹の怜奈は、兄の死の謎を解くため、自らも闘牛士を目指して訓練を開始する。
下村敦史さんの『情熱の砂を踏む女』を読みました。
あらすじ
スペインで見習い闘牛士になった新藤大輔は、闘牛で大技に挑んで命を落とした。
闘牛に嫌悪感を抱いていた妹の怜奈は、大輔の友人で正闘牛士のカルロスの闘牛に魅せられてしまう。
生前、カルロスが大輔に妙な忠告をされたと聞いた怜奈は、大輔の死の真相を知るために、自らも闘牛士を目指す。
感想
好きな作家さんの1人である下村敦史さんの作品ですが、以前目にしたことがあるこの作品のレビューで、あまり良い評価を受けていなかったため、これまで手に取ってきませんでした。
7日に文庫化される『ガウディの遺言』と同じくスペインものということで、刊行順にこちらの作品を先に手に取ったのですが、言われていたほど悪い作品ではありませんでした。
むしろ、闘牛の描写などは素晴らしいものだと感じましたし、事件の黒幕についても、下村敦史さんらしい展開が用意されていました。
ただ、エピローグに書かれた内容が必要だったかどうかという点は、なんとも…
エピローグまでの内容で終わらせてしまうか、順番を入れ替えてしまった方が良かったのかなぁ?と。
おそらく、私が見たレビューを書かれた方も、同じところに引っかかりを感じたのではないかと思いました。




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