【読書】田中啓文『警視庁地下割烹』

著者タ行 ▼著者 タ行

巡査部長 花菱朝彦を割烹課所属とする
通称「ドジ坊」こと警視庁刑事部捜査第一課の刑事・花菱朝彦は、ついに決定的なしくじりをやらかして割烹課に異動になった。
そこは警視庁地下4階にある割烹で、毎日店の掃除や洗いもの、包丁の研ぎ方や野菜の切り方などを教え込まれた。
実はこの割烹課、飲食店に捜査員を送り込み、中から事件を解決するための部署だった。

田中啓文さんの『警視庁地下割烹』を読みました。

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あらすじ

フグに当たった男

決定的なしくじりをやらかした捜査一課の花菱朝彦は、警視庁の地下4階にある割烹課に異動になり、板前としての修行を積むことになった。
花菱が一通りの修行を積んだ頃、与党の大物・伴野と最大野党の党首・玉置がフグ料理屋で会談した後、玉置がフグ毒に当たって死亡した。
割烹課の花菱は2人が会談した〈フグ大王〉に潜入し、店の内部から犯人探しをはじめる。

感想

お初の作家さんです。

タイトルに惹かれて手に取ってみました。
何と言うか、とてもユニークな設定。
潜入捜査とかあり得ないのですが、こんな課があっても面白いかもと思わされてしまいます。

謎の部分もそれほど難しくなく、ユーモアの部分を楽しむ小説なのかなと。
ただ、登場人物の名前が捻りすぎていて、少々読みにくい…
その他の部分は面白く読ませていただきました。

他の作品も手に取ってみたい作家さんですね。
また、続編が出るのであれば、それも読んでみたいです。

収録作品

『フグに当たった男』のほか、『桜田門で桜鯛』、『二軒のラーメン屋』が収められています。

桜田門で桜鯛

暴力団対策をメインに働いてきた元捜査四課長・野島は、かつて部下を亡くしたことがあった。
怖いものなしの野島だが、桜だけには苦手意識を持っていた。

二軒のラーメン屋

花菱の高校時代の同級生・鬼瓦トリルは、新大久保にある取材お断りの2軒のラーメン屋の潜入取材を試みる。
しかしその晩、トリルが潜入取材を試みた〈百池ラーメン〉の主人が殺害されてしまう。

コメント

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