11/11、徳間文庫より、内田康夫さんの『城崎殺人事件』が、決定版になって発売されました。
母・雪江のお供で兵庫の城崎温泉を訪れた浅見光彦は、幽霊ビルでの3人目の犠牲者に遭遇する。
自作解説、浅見光彦ミステリー紀行の当該作エッセイ、山前譲氏の解説を収録した決定版!
概要
母・雪江のお供で城崎温泉に出かけた
浅見光彦が、幽霊ビルで三人目の犠牲者に
遭遇! 警察は自殺と断定するが…。浅見光彦は母親の雪江のお伴で兵庫県の城崎温泉を訪れた。
彼には但馬に残る土蜘蛛伝説の取材もあり、郷土史家の安里家を訪ねたが孫の利昌が応対に出て、何の成果も得られない。
翌日光彦は、レンタカーで母親と出石へ行く途中、かつて金の先物取引の詐欺事件で有名な保全投資協会の幽霊ビルで、
3人目の死者が出た事件に遭遇する。
警察では3人共自殺としたが、彼の勘では他殺である。
そこで第1の死者、水野を調べ始めた光彦は、出石焼の作陶家の娘、矢沢まゆ子と再会―思いがけず但島伝説と殺人事件を繋ぐ接点に…。
長篇傑作ミステリー。自作解説、浅見光彦ミステリー紀行の
当該作エッセイ、山前譲氏の解説を収録した
決定版!
ひとこと
私の地元、兵庫県を舞台にした作品ですが、ちょっとおどおどしい雰囲気をまとった作品になっています。
同じ兵庫県と言っても、北部と南部ではずいぶん文化も歴史も違うので、この作品の中で取り上げられている土蜘蛛伝説も、本当に存在するのかどうかいまいちわからず…
地元が故に、クエスチョンマークがたくさん頭の中に浮かぶ作品だった記憶があります。







コメント