赤川次郎『青きドナウの吸血鬼』

赤川次郎さんの『青きドナウの吸血鬼』を読みました。

 

 

吸血鬼のフォン・クロロックは、仕事でヨーロッパへ行くことになった。
しかし、荷造りを頼まれた妻の涼子は、何を勘違いしたのか自分の服などをスーツケースに詰め始める。
自分だけがヨーロッパへ行くとなると、何が起きるかわからないと恐れたクロロックは、仕事のパートナーである永井恭子にヨーロッパ行きの断念を告げる。
しかし、恭子は涼子と息子の虎ノ介、娘のエリカにその友人の大月千代子と橋口みどりまで誘って、ウィーンに行くことに。
恭子の命が狙われていることを悟ったクロロックとエリカは、それとなく恭子の身辺をガードする。

「吸血鬼エリカシリーズ」初の海外作品は、やはり赤川次郎さんが得意とするドイツ語圏のオーストリア。
エリカやその友人たちまでウィーンに行くことになるいきさつには少々強引さがありますが、これくらいしないと物語が成り立たなくなるので、さっと流してしまいましょう。

3編の短編が収められているのですが、正直、表題作の『青きドナウの吸血鬼』だけを読むと、消化不良を起こすのではないでしょうか。
それもそのはず、旅の後半はその次に収められている『吸血鬼と花嫁の宴』に続いているのです。

それでも、物語の中に再三登場した、クロロックの故郷・ルーマニアのトランシルバニア地方を訪ねる話が登場しません。
旅の続きはさらに続く?と、期待が持てる1冊でした。

 

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