赤川次郎『不思議の国の吸血鬼』

赤川次郎さんの『不思議の国の吸血鬼』を読みました。
 

 

神代エリカと友人の大月千代子、橋口みどりの3人は、父親で吸血鬼のフォン・クロロックの会社でアルバイトをした帰りに立ち寄ったレストランで、自動車事故を目撃した。
急いで駆け寄った4人は、運転していた女性から「明日の朝までに届けて欲しい」と、小さな包みを受け取る。

女性の地元では、遊園地を作る計画を破棄し、化学工場の建設計画が進められていた。
小さな小包があれば、化学工場の進出を止められるのだと言う。

「吸血鬼エリカシリーズ」の第7弾になります。
今回カギを握るのは、事故を起こした女性から託された小さな包み。
この小包の使い方が上手かったですね。

方向性として、化学工場の進出を阻止し、もともとの遊園地建設計画を進めるという流れになることは想像に難くないのですが、そこにクロロックがどう絡むのかという点も1つの見所になっています。
私の想像とはちょっと違っていたのですが、私の想像していた流れの方が良かったのでは?と、密かに思ったりもします。

最後がちょっと駆け足になってしまったのも、少し残念な点。
もう少しじっくりと書いてみてもよかったのではないかな?と思いました。

 

過去の「赤川次郎」記事

 

 

 

過去の「吸血鬼エリカシリーズ」記事

 

 

 

 

 

にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村

 

coralの読書記録 - にほんブログ村

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました