7/2、角川春樹事務所より、中山七里さんの『災疫の季節』が発売されました。
医療従事者の苦悩、陰謀論者の暴走、ジャーナリストの葛藤…
コロナ禍に生きるそれぞれの立場の人たちが交わったとき、その悲劇が起こった。
概要
医療従事者の苦悩、陰謀論者の暴走、ジャーナリストの葛藤……そして悲劇は起きた――。
「週刊春潮」副編集長・志賀倫成は、医療崩壊ぎりぎりの現場で日々奮闘する旧友の医師・伊達充彦から、コロナ禍の報道を巡る出版人としての良識を問われ、心が揺れていた。
自分は偏向報道に加担しているのか?
そんなある日、伊達の勤務する病院を訪れ妨害活動を始めた反ワクチン団体の代表が院内で死体となって発見される!
複雑な心情を抱えたまま、志賀は事件の真相を探るべく、被害者周辺の取材を開始するのだが……コロナウイルスの流行によって疲弊しきった異常な日常に起こった歪んだ殺人事件の真相は果たして――?刊行早々に映像化され話題を集めた『夜がどれほど暗くても』の主人公・志賀倫成が立ち向かう、コロナ禍で繰り広げられた狂騒の日常が生み出した闇を、ベストセラー作家・中山七里が鋭く描き出す!
ひとこと
コロナ禍を描いた作品はもういいやって思う反面、この作者さんはどう描くのかな?と気になってしまったりもします。
私なんかは、医療従事者でもなければ陰謀論者でもなく、報道関係者でもないので、日々ニュースを見ながら好き勝手なことを考えているだけでしたが、最前線に立っていた人たちは苦悩の連続だったと思います。
そんな葛藤を小説という形で残すことも、重要なのかもしれません。
『夜がどれほど暗くても』の主人公・志賀倫成が登場するとのことですが、『夜がどれほど暗くても』ってどんな話でしたっけ?と思って過去の読書記録をひっくり返してみると…
なるほど。こちらもなかなか重いテーマの作品だったんですね。
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