寄宿制学校〈星の教室〉の生徒・唐沢ゆかりは、時々学校を抜け出して、大人に迷惑をかけるのを楽しみ(?)にしている。
いつものようにゆかりが学校を抜け出して駅へ行ったところ、〈星の教室〉の〈M商会〉の社長・南田秋子の命を救うことになる。
ゆかりは秋子の養子となり、学校に通いつつ経営者としての教育を受けることになる。
赤川次郎さんの『盗まれた時を求めて』を読みました。
あらすじ
寄宿制学校〈星の教室〉の生徒・唐沢ゆかりが夜中に学校を抜け出して近くの駅へ行くと、〈M商会〉の社長・南田秋子がいた。
その秋子が心臓発作を起こし、命を救った形になったゆかりは、秋子の養子となり、経営者としての教育をうけることになる。
〈M商会〉には秋子も実態を掴めていない秘密のセクションがあった。
感想
久しぶりの赤川次郎さんじゃないかな?と思って確認してみると、昨年9月の『珈琲色のテーブルクロス 杉原爽香51歳の冬』以来だったようです。
私にとって、赤川次郎さんは特別。
江戸川乱歩の「少年探偵団シリーズ」を読んだあと、ステップアップしたのが、姉が持っていた「三姉妹探偵団シリーズ」だったんです。
そこから、西村京太郎さんの作品を読むようになり、山崎豊子さん、海音寺潮五郎さん、アガサ・クリスティー、ジェフリー・アーチャーと読む範囲を拡げていって…
小中学生が読むか?っていう人も含まれていますが…
さて、この『盗まれた時を求めて』は、「夫は泥棒、妻は刑事シリーズ」の第25弾だそうです。
好きなシリーズではあるのですが、個人的には初期の頃の作品が好き。
近年の作品では、淳一の泥棒としての才能がいまいち発揮されないんですよね。
道徳的に問題があるということなのでしょうか?
フィクションなので、別に構わないと思うんですけどね…
まぁ、確かに子供の頃、泥棒に憧れた時期がありましたが。
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