2/14、講談社文庫より、濱嘉之さんの『濱嘉之 プライド・シリーズ』が発売されました。
田園調布管内の3つの駐在所で育った幼馴染みの3人、隆一、清四郎、和彦は、それぞれの道を通って警察官となり、それぞれの立場で仕事に取り組んでいた。
3人が追っていた政界と反社会組織が絡み合った犯罪を根絶できないでいるとき、東日本大震災が発生する。
概要
元公安警察の作家、濱嘉之の最新シリーズ・完結編!
6年前、隆一、清四郎、和彦の幼馴染3人が追っていた政界と反社会組織が複雑に絡み合う犯罪は、まだ別ルートでしぶとく続いていた。そんな中、東日本大震災が起こる。混乱の時期を経て、悪の連鎖を断ち切るべく執念を燃やす3人だったが、警官としての円熟期の先に思いもしない出来事が……。
<文庫書下ろし>
ひとこと
濱嘉之さんの作品を読み出したのは比較的最近なので、後追いで読んだシリーズがほとんどなのですが、この「プライドシリーズ」だけは、2巻が発売される前から読みはじめ、リアルタイムで読ませていただいています。
濱嘉之さんの作品をひとことで言い表すと、「リアル」。
これを読んでしまうと、他の警察小説が物足りなく感じてしまいます。
ただ、濱嘉之さんの考えが先走ってしまうことも…(私はそれを”濱節”と勝手に呼んでいます)
しかし、国内、海外の情勢の解説など、非常に勉強になることが多いです。誰の解説にしても同じことが言えますが、鵜呑みにせずに自分でも調べたり考えたりする必要がありますけどね。
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