赤川次郎さんの『泥棒は幻を見ない』を読みました。
あらすじ
子供を虐待して死なせた鎌田直也が、肩から斜めに一太刀で切られて殺害された。
傷を見た今野淳一は、並みの腕前ではないと判断する。
また、勤めていた警察署から1億円を盗み出した竹原紘二も、バッサリと斬られて殺害された。
一方、20年の服役を終えて出所してきた熊田明の娘・田辺邦枝が勤めるTV局では、イタリア・オペラを招くことに。
オペラの夜、すべてに決着がつく!
感想
赤川次郎さんらしい作品になっています。
まず、赤川次郎さんが大好きなオペラが題材になっていること。
そして、芸術分野にも明るい今野淳一が登場する「夫は泥棒、妻は刑事シリーズ」であること。
淳一がいることで、作者から知識を押しつけられるだけでなく、淳一の口から自然とオペラに関する知識を得ることができるという効果があります。
話の方は、2件の「辻斬り」があまり関係のないところで起きていて、ちょっとまとまりに欠けたかなぁという印象。
きっと、大好きなオペラを血で染めたくなかったのだろうと思うのですが、それにしても…という感があります。
コメント