【読書】内田康夫『歌枕殺人事件』

内田康夫 浅見光彦シリーズ ├ 内田康夫

内田康夫さんの『歌枕殺人事件』を読みました。

あらすじ

朝倉理絵の父・義昭は、「白浪、松山を越ゆ」と書き残し、三年前に末の松山の松の木の根元で毒殺された。
浅見家の新春恒例のカルタ会で意気投合した浅見と理絵は「白浪、松山を越ゆ」場所を求めて宮城県へと向かいますが、そこでは十二年前にも歌枕を訪ねる旅をしていた女性・野森恒子が殺害されていた。

感想

タイトルの”歌枕”が指す末の松山は、波が越えないという意味で使用されます。
しかしながら、殺害された朝倉が所持していた手帳の最後のページには「白浪、松山を越ゆ」とのメモが…

浅見と理恵は白浪が松山を越えるように見えるポイントを見つけるのですが、そこは車が入れる道からさらに獣道と言っても良いような道を暫く行ったところ。
そんなところで殺害してしまったら、死体が発見された現場に遺棄するのが難しいと思うのだけど…とあれこれ考えてしまい、すっかり内田康夫さんの術中にはまってしまいました。

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