【読書】内田康夫『教室の亡霊』

内田康夫 浅見光彦シリーズ ├ 内田康夫

内田康夫さんの『教室の亡霊』を読みました。

あらすじ

元中学生教師が、かつて教鞭を執っていた教室で服毒死した。その元教師は、傷病休職中に代理で教壇に立った梅原彩とのツーショット写真を所持していた。
彩の教え子から助けを求められた浅見は、「旅と歴史」の仕事にかこつけて群馬へ向かうが、今度は彩が顧問を務める陸上部の生徒の父親が殺害されてしまう。

感想

学級崩壊やモンスターペアレント、学力低下、教員採用試験での不正など、現代の教育現場が抱えている問題を提起して物語が始まります。
作品の中で、これらの問題に対して内田康夫さんなりの答えや意見が用意されているのかと思いきや、教員採用試験での不正問題を軸にストーリーを展開した部分があっただけで、期待していたほどの「答え」を聞くことはできませんでした。
問題提起で始まっただけに、その後の平凡なストーリー展開に少しがっかりしました。

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