【読書】[オススメ]赤川次郎『三毛猫ホームズの推理』

赤川次郎 三毛猫ホームズシリーズ ├ 赤川次郎

「三毛猫ホームズシリーズ」1作目にして、今なお最高作と言われる名作。
片山刑事の恋、密室トリック、ホームズの敵討ち…
ホームズの探偵デビューから目が離せない!

赤川次郎さんの『三毛猫ホームズの推理』を読みました。

あらすじ

羽衣女子大に通う3年生の栗原由美子が殺害された。
どうやら売春行為中に刃物で全身をめった刺しにされたらしい。
血を見ると貧血を起こし、高い所と女性が苦手という警視庁の刑事・片山義太郎は、三田村捜査一課長の特命を受け、羽衣女子大に巣くう売春組織の調査に乗り出す。

しかし、三田村に相談を持ちかけた森崎学部長が、密室となった工事現場の食堂の中で殺害されてしまう。
森崎の飼い猫だったホームズを連れ、片山は事件の謎に迫る。

感想

「三毛猫ホームズシリーズ」の第1作です。
なぜホームズが片山家の飼い猫になったかなどは、この作品を読まなければ分からないようになっています。
「三毛猫ホームズシリーズ」は、基本的にどういった順番で読んでも良いようになっていますが、できればこの『三毛猫ホームズの推理』は抑えておいた方が、より楽しめると思っています。

ミステリーとして見たとき、ストーリーの中心にあるのが密室殺人です。
森崎学部長が工事現場の食堂の中で殺害されるのですが、赤川次郎さんはこの密室の解を2つ用意しています。
1つ目の解を見て「なるほど」と思うのか、「こんなもの」と思うのかは人それぞれだと思いますが、それを見越して用意してある2つ目の解にギャフンと言わされてしまいます。

密室トリック以外にも、片山の恋物語やホームズの活躍など、見所たっぷりの作品となっています。

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