同じ日に生まれた2人の女の子。DNA鑑定をしてみると、2人は取り違えられたことが判明する。
2人の家族は共同生活をはじめ、TVにも取り上げられるが、最終回を待たずして番組は終了となる。
麻加朋さんの『ブラックバースデイ』を読みました。
あらすじ
瀬戸内海に浮かぶ美波島に住む一条家の娘・蘭と、鴻ノ木家の娘・心凪は同じ日に生まれた。
しかし、DNA鑑定をしてみると、2人は病院で取り違えられたことがわかる。
2組の家族が支え合い、共同生活をしているところに注目され、テレビで『離島のシェア家族』として放映されたが、最終回を放送することなく番組は終了となった。
それは、心凪の兄・鴻ノ木晄が人を殺した容疑で逮捕され、有罪判決を受けたためだった。
感想
『青い雪』に続き、麻加朋さんの作品2冊目です。
なんだか、とてもややこしい作品。
まず、一条家と鴻ノ木家の人間をしっかりと頭に入れておかないと、読んでいて頭がごちゃごちゃになってきてしまいます。
そして、今誰がどこに住んでいるかを把握しておかないと、これまた混乱のもとに。
って、全部私の失敗談なんですけどね。
何度か大きな転換がやってきたというのが印象的。
物語の半ばでここまでひっくり返すんだと思うこと数回。
しかも、意外な方向にひっくり返されるので、「嘘!」って叫びたくなります。
『青い雪』でも思ったのですが、意外性を持った転換を差し込むのが好きな方みたい。
もちろん、嫌いじゃないですけどね。
ミステリの要素も持ちつつ、恋愛小説の要素も持ちつつ…
面白い作品でした。
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