赤川次郎さんの『乙女に捧げる犯罪』を読みました。
小久保友紀は、10歳の時に変質者に誘拐された。
その変質者を殺しにやってきた殺し屋に助けられたが、7年後、その殺し屋を偶然町で見かける。
父・康司の浮気でギクシャクしていた家庭内だったが、康司の愛人・栗山多恵子がホストの根石守と心中したことで、家庭内に平和が戻る。
しかし、友紀の前に、多恵子と根石の心中が、偽装殺人ではないかと疑う芳村刑事が現れる。
ヒロインが女子高生というのは、赤川次郎さんの作品によくある設定ですね。
子供でもなく、大人でもない年代の女性を書くのが、とてもうまい作家です。
この作品でも、友紀が少女がから大人の女性へと変わっていく様子が、描かれているのですが、それが様々な形で表現されていて、絶妙。
一応、心中に見せかけた偽装殺人というのが、物語の中心に据えられているのですが、この作品に関しては、その事件に関係する人物たちの物語が、見所と言えるでしょうか。
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