【読書】宮部みゆき『パーフェクト・ブルー』

宮部みゆき ├ 宮部みゆき

宮部みゆきさんの『パーフェクト・ブルー』を読みました。

 あらすじ

元警察犬のマサは、蓮見探偵事務所の長女・加代子の相棒兼用心棒。
ある晩、高校野球界のスーパースター・諸岡克彦が殺害された上、ガソリンをかけられて火をつけられてしまう。
その現場に居合わせた加代子とマサ、克彦の弟・進也は事件の真相を追いはじめる。

感想

宮部みゆきさんの初長編作品だそうです。
書かれたのは1989年。当然、スマホもなければ携帯電話もありません。インターネットもなければSNSも存在しません。
でも、違和感を感じさせないんですよね。
ひょっとして、これらのものって、私たちにとって必需品ではないのかも(これらがない生活は想像できませんが…)。

初の長編作品ということで、いろいろなことを試みられたようですが、まだ試みの段階で、思い通りの効果は得られなかったものも少なくなかったのかなぁという気がしました。
まず、マサの視点で描かれているのですが、マサ視点になりきれていないのか、ちょっと読みづらさを感じました。
また、2ヶ所に幕間が入れられているのですが、その部分で頭の切り替えができませんでした。
これは、私の方に責任があるのかも知れませんが。

初々しい宮部みゆきさんの初長編作品を読んじゃった♪って感じでした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました