道尾秀介さんの『カラスの親指』を読みました。
あらすじ
友人の保証人になったことから借金苦に陥り、取り立ての手伝いをするようになり、ついには女性を自殺に追い込んでしまった経験を持つ武沢竹夫。
ヤミ金融の情報を警察に提供して、組織を撲滅させたが、7年後、出所した組織の人間の手が武沢のもとに伸びてくる。
感想
私の遠い、遠ーい親戚の女優・石橋けいさんが映画に出演されていると知って手に取りました。
これまで、『スケルトン・キー』、『向日葵の咲かない夏』と2冊読んで、「なんか違うんだよなぁ」と思っていた道尾秀介さんの作品ですが、今回はド真ん中のストレート勝負。
十二分に楽しむことができました。
この作品の面白さを決定づけているのが、最後のひと展開。
それがなくても充分面白いのですが、このひと展開によって作品の質がぐっと持ち上げられているように感じました。
少し長い作品で、序盤に張られた伏線がうろ覚えだったりしましたが、面白い作品でした。
コメント
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この本はかなり前に読んで、10年後に続編が出たんだっけな?
その続編を読んだらまた読みたくなって再読した本です(^^)/
映画も面白かったし、この本も続編も好物でした(^^)v
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>takakoさん
コメントありがとうございます。
続編は『カエルの小指』でしたっけ。
調べただけでまだ読むかどうか決めていないのですが…(^^;
道尾秀介さんとはあまり相性が良くなくて、毎回作品を読み終わったあとに「次はないな」と思うのですが、それを忘れてまた作品を手にしている不思議なお方。
『カラスの親指』は面白かったので、『カエルの小指』も読んでみようかな?と考え中です。